ヨーロッパだより その.1 皆ルールを守って飛ばしている

今、ヨーロッパに来ています。
取材をかねてドイツやイタリアなどをツーリングしながら回っているところです。そこで、今回は現地で感じたことをお伝えしたいと思います。

こちらの気候は、日本で言えばちょうど10月ぐらいで、残暑厳しい日本よりだいぶ過ごしやすいです。ドイツなど北のほうでは朝は20℃ぐらい、イタリアなど南のほうでは昼は30℃を超えます。アルプスに近い山の上のほうは、冬の装備が必要なぐらい、昼と夜、標高によっての気温の変化が激しいですね。

欧州と言えば広いので当たり前なんですが、国同士が地続きであるがゆえに、バイクならその気になれば一日で3か国ぐらい回れてしまうため、装備もワイドレンジに対応できるものが必要になるということです。

実際、現地で出会うライダーたちは皆、しっかりした装備を身につけていてオールウェザージャケットにシステムヘルメットという出で立ちが多いのも必然性からなのだと納得できます。

欧州というと速度域が高く、みんな飛ばしている印象があると思いますが場所によりけりです。速度無制限で知られるドイツのアウトバーンも都市近郊部ではだいたい80km/hに規制されていますが、それが郊外に進むにつれ、100km/h – 120km/h – 速度規制解除、といった具合に流れが速くなっていきます。どこでも杓子定規に同じ制限速度というのと違い、とても合理的に思えます。

一般道でもやはり場所によって細かく設定されていて、ワインディングも思い切り飛ばせる区間があると思えば、山間部でも街中に入ると30km/hぐらいに制限されている場所もあったり、と速度標識が目まぐるしく変わるので大変です。

関心したのは、それぞれの制限速度を皆けっこうちゃんと守って走っていることです。混雑した街中で無意味にアクセルを踏んだり、高速道路で追い越しレーンをだらだら「低速走行」している迷惑ドライバーは、まずいません。ライダーやドライバーのマナーもとてもいいですね。
都市部でも日本のように殺伐とした感じがないのです。ただ、黄色信号ではクルマが急制動並みに止まるのには肝を冷やしますが(笑)。

厳格な交通ルールがあり、それを皆で守っていくマナーが徹底されているからこそ、アウトバーンのような道が存在できるのだと思います。
モータリゼーションの歴史も長いだけに、交通文化も成熟しているな、という印象です。

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