[HONDA] WMX Rd.15 バブリシェフがヨーロッパGPで6位に入る

2012年FIMモトクロス世界選手権も残り2戦。イタリア、ファエンツァで行われたヨーロッパGPで、Honda World Motocross Teamのイブジェニー・バブリシェフが6位に入りました。

急こう配と連続ジャンプで構成されるコースには2万4000人の観衆が詰めかけ、ラスト2戦となったMX1クラスの熱い戦いを見守りました。この日、勝利したのはKTMのアントニオ・カイローリ。彼はこの日の勝利で4年連続となるワールドチャンピオンを獲得しました。CRF450Rを駆るバブリシェフは、35分と2ラップの両レースで8位/6位。1つでも上の総合ランキングを目指し、最終戦ドイツGPに挑みます。

この日のファエンツァはとても暑く、気温はほぼ30℃に達しました。硬い路面は、あるセクションでは滑りやすく、またあるセクションではわだちが多くバンピーな状態です。2009年に初めてレースが開催されたコンパクトなコースは、今年変更が加えられ、全体的にスローな構成となったほか、いくつかのコーナーがタイトになったため、オーバーテイクが難しくなりました。

この新しくなったコースでバブリシェフは、予選で5番手を獲得。その勢いのまま、レース1では5人のライダーとともに激しく4番手を争いました。しかし、コースは夜のうちに水がまかれたためにわだちが深くなり、また平らな面はとても滑りやすくなっていました。そのため、コーションのすぐそばでミスを犯し、8位でゴールラインを通過しました。

レース2ではいいスタートを切ったものの、序盤のスプリントでクレメント・デサール(スズキ)に引き離され、トップ5に食い込むことはできませんでした。

チームメートのルイ・ゴンカルベスは、レース1でバブリシェフと同様に激しい中盤争いを繰り広げましたが、でこぼことしたトリッキーなダウンヒルセクションで転倒。そのまま他車と接触し、肩甲骨の骨折と脳震とうを受け、病院に運ばれました。幸い、午後には病院を出ることができましたが、残りのレースに出場できるかどうかは、今後の検査の結果を待つ必要があります。

LS Motors Hondaのジョナサン・バラガンは、レース1のオープニングラップでデサールと衝突。ブレーキレバーが破損したためピットに戻りましたが、修理に時間がかかり、無念のリタイアとなりました。レース2ではスタートで精彩を欠き、トップ10から脱落、14位でフィニッシュし、この日の総合順位は18位となりました。

MX1では、両レースでポイントを獲得できなかったもののゴンカルベスが年間9位をキープ。バブリシェフは、10位のショーン・シンプソン(ヤマハ)とわずか3ポイント差の11位につけています。バラガンは1つ順位を上げて12位。

MX2ではHonda Gariboldi-Estaのマックス・アンスティがCRF250Rを駆り、12位でフィニッシュ。しかしレース2ではピットに戻り、そのままリタイアとなりました。

この結果、年間8位のホセ・バートン(KTM)との差が51ポイントに広がり、アンスティの年間7位以上が確定。6位との差は44ポイントあるため、逆転には最終戦でシーズンベストの成績を残す必要があります。

2012年FIMモトクロス世界選手権の最終戦となるドイツGPは2週間後、起伏が激しく硬い路面のトイチェンタルで行われます。

【コメント】
■イブジェニー・バブリシェフ(MX1 8位/6位 総合6位)
「レース1の序盤では少し弱気になり、タネル・レオク(スズキ)の後ろに引っかかってしまいました。彼はそこでいくつかミスを犯したので、私も遅くなってしまい、後続に追いつかれてしまいました。そのまま集団の争いとなり、結局8位という結果になりました。レース1に比べると、レース2はよかったです。最初はデサールやゴーティエ・ポーリン(カワサキ)と並走していましたが、いくつかのミスによって数秒を失い、少しずつ後れはじめてしまいました。そのあとは単独で6番手を走行し、そのままフィニッシュ。結果には満足していませんが、大きなミスをせずに無事に完走できてうれしいです。今日のコースはとくにレース1でわだちがとても大きく、危険でした。最終戦まであと2週間あるので、しっかりと準備をしたいです」

■ジョナサン・バラガン(MX1 25位/14位 総合18位)
「レース1ではスタートがよく、6番手あたりを走っていましたが、デサールとの接触でブレーキを破損してしまい、ピットレーンに戻らなくてはなりませんでした。そこでマシンの修理を待っていたのですが、残念ながらレースに戻ることはできませんでした。レースでは16番手あたりを走行していました。少しでも順位を上げようと努力しましたが、うまくいくませんでした」

■ロレンツォ・レスタ Honda World Motocross Teamマネージャー
「ルイは肩甲骨を骨折してしまいましたが、そのほかの症状は私たちが最初に心配したほどは深刻ではありませんでした。彼は脳震とうと短期の記憶喪失を起こしています。しかしスキャンの結果、幸運なことに脳へのダメージはあまり深刻ではないことが分かりました。幸いモトクロス・オブ・ネーションズまであと3週間もあるので、そこで彼が復帰できることを祈ります。彼とチームが過ごしたプロフェッショナルですばらしい2年間が、このまま終わってしまうのは耐えられません。それに、彼にとってそのレースがどれだけ重要かということも理解しているからです」

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