[HONDA] ARRC Rd.4 アズラン・シャー・カマルザマンが2位/3位で表彰台ゲット!

アジアロードレース選手権第4戦が大分県オートポリスで開催されました。日本ラウンドということで清成龍一(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)や、アズラン・シャー・カマルザマン(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)といったレギュラーライダーに加え、小林龍太(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)、國川浩道(HiRaNo・Hou You)、岡村光矩(RSG&DREAM kitakyushu with PHOE)など、全日本ロードレース選手権のST600クラスのライダーたちも参戦。また、今年の鈴鹿4時間耐久ロードレースで優勝したザクゥアン・ザイディ(MuSASHi Boon Siew Honda Racing Malaysia)とイメール・フィルダウス・ハサン(MuSASHi Boon Siew Honda Racing Malaysia)も注目を集めました。

予選トップは藤原克昭(カワサキ)で、2番手に清成となりました。清成は、ケガで欠場した全日本ロードレース選手権JSB1000クラスの高橋巧の代役として、全日本とのダブル参戦することになり、忙しい週末を過ごすことになりましたが、全力で挑みました。

決勝スタートで、清成がシグナルグリーンと同時に飛び出し、レースをリードします。しかしオープニングラップに、稲垣誠(ヤマハ)が転倒して岡村が乗り上げてしまうというアクシデントにより多重クラッシュが発生し、赤旗中断となってレースディレイ。1周減算の10周で争われることになりました。再度行われたスタートでも清成が好ダッシュを見せて首位に立ちますが、追い上げてきた藤原が清成を捕らえ、トップに浮上。清成、アズラン、伊藤勇樹(ヤマハ)が2番手争いを繰り広げます。藤原はファステストラップを叩き出して逃げます。

3ラップ目には、アズランと伊藤が清成をパス。藤原は独走態勢を築きあげます。注目は2位争いとなり、6ラップ目に清成がベストラップを更新して再びペースアップ。8ラップ目にはアズランを捕らえて3番手、9ラップ目には伊藤を捕らえ2番手に浮上します。しかし、アズランが猛攻を見せて清成に襲いかかります。伊藤もペースアップし、し烈な2番手争いに発展。その後方の5番手争いは、ザムリ・ババ(ヤマハ)が前で最終ラップに突入します。藤原は逃げきってトップでチェッカー。アズランは清成を捕らえて2位となりました。さらに伊藤も清成をかわし3位。清成は4位でレースを終えました。5位にババ、6位ファドリ・イマムディン(カワサキ)。國川は7位、小林は8位で、岡村は13位、ザクゥアンは14位、イメールは15位となりました。

2レース目はアズランが好ダッシュを見せて、ホールショットを奪います。藤原、伊藤、小林、ババ、清成のオーダーでトップ集団を形成します。2ラップ目には藤原が前に出てレースをリードします。2番手伊藤、3番手アズランのトップ争いから、アズランが遅れ、藤原、伊藤の一騎打ちとなります。アズランの後方には小林、ババがつけ、アズランとの差を詰め始めます。一方で、清成は大きく遅れてしまいます。藤原、伊藤の一騎打ちは続き、3位争いはアズラン、小林、ババで争われますが、ババがファステストラップを記録して追い上げ、3番手に浮上。4番手小林、5番手アズランとポジションが変わります。清成は稲垣との6位争いを繰り広げます。最終ラップで藤原はラストスパートし、伊藤を突き放して優勝。2位に伊藤、注目の3位争いはアズランが浮上し、ババ、小林の順でチェッカーを受けました。清成は6位となり、ザクゥアンは9位、イメールは12位となりました。

アジアドリームカップも同日開催され、土曜日の午後に行われた決勝のレース1は、どんよりとした曇り空でのスタート。ポールポジションの尾野弘樹が首位に立ってレースをリードします。終盤になり、大久保光が首位に立ちますが、8ラップ目にトップ争いで多重クラッシュが発生し、尾野も巻き込まれてしまいます。再スタートを切りましたが、マシンのダメージも大きく、ペースアップは難しい状況ながらチェッカーを目指しました。トップ争いはデニー・トリユゴが前に出ますが、大久保が首位を奪回し最終ラップに突入。しかし、最終コーナーの立ち上がりでスリップから出たトリユゴに先行を許し、悔しい2位となりました。尾野は11位でチェッカーを受けました。

9日決勝となった2レース目は晴天に恵まれました。ジョシュア・フック・フレドリックがオープニングラップを制し、数珠つなぎとなって7台が巨大なトップ集団を形成。激しくポジションを入れ替えながら周回を重ねていきます。トップ集団は団子状態でコーナーに飛び込み、分裂するように順位を変えます。ジョシュアがレースをリードしますが、大久保はピタリとマークし、前に出るタイミングを計ります。尾野は5〜6番手につけ、スパートのときを待ちます。最終ラップはジョシュア、フィトル・アシュラフ・ラザリ、トリユゴ、サシタレン・スクマラン、大久保、尾野、アピワット・ウォンタナノン、イスワンディ・ムイスの順で迎えましたが、サシタレンが転倒してコースアウト。ジョシュアはトップをキープし、尾野は最終コーナーで2番手に浮上。大久保は接触のアクシデントで失速しますが、ばん回して3番手でコーナーを立ち上がりました。ジョシュアがうれしい初優勝を飾り、2位に尾野、3位に大久保となり表彰台に上りました。

【コメント】
■アズラン・シャー・カマルザマン(スーパースポーツ600cc 2位/3位)
「両レースで表彰台に上がれたことがうれしいです。どちらのレースも優勝を目指しましたが、藤原選手も伊藤選手も速かったです。今年は、鈴鹿8耐や全日本ロードレース選手権参戦と、たくさんの経験をさせてもらいましたので、自分の勉強になっていることがたくさんあると思います。その経験を力にできるようにしていきたいです。残りのアジアロードレース選手権で優勝を目指します」

■清成龍一(スーパースポーツ600cc 4位/6位)
「日本だからと特別に思わずに挑もうと思っていました。いつものレースと同じように優勝だけを考えてレースウイークを過ごしましたが、よくしようと思えば思うほど、セットアップが悪い方向にいってしまいました。1レース目の反省を込めて2レース目もセットアップを変えたのですが、裏目に出てしまいました。ですが、このトライのおかげで課題も見つかりましたし、次に生かすことができると確信しているので大丈夫です。全日本のJSBとのダブルエントリーが原因でポジションを上げることができなかったのではありません。マシンの乗り換えも体力も全く問題はありませんでした。アジアロードレース選手権勝利に全力で挑んだ結果が4位と6位です。応援して期待してくれた皆さんの期待にこたえられず申し訳ありません。でも、必ずばん回しますので見ていて下さい。このままでは終わりません」

■小林龍太(スーパースポーツ600cc 8位/5位)
「今週の水曜日に参戦してみないかとお話しをいただきました。いつものマシン、タイヤとは違うパッケージで、走るライダーも違うという環境でレースをすることは、自分の経験として大きな意味があると思い参戦を決めました。同じパッケージの清成さんやアズラン選手を目標としてがんばりました。2レース目では、もう少しでアズラン選手に届きそうでしたので、悔しい気持ちがあります。ですが、これまで自分が考えていたセットアップと正反対だったり、乗り方を変えることでフィーリングが変わったことなどを経験し、気が付くこともたくさんありました。今後のレースに生かしていきます。ありがとうございました」

■デニー・トリユゴ(アジアドリームカップ 優勝/10位)
「激しい戦いでしたが、最終ラップにうまく前に出ることができて勝つことができてうれしいです。これまで、日本の尾野選手と大久保選手が優勝してきていましたし、彼らの母国でのレースだから、彼らに勝つことは難しいと思っていたので勝つことができてうれしいです」

■ジョシュア・フック・フレドリック(アジアドリームカップ 6位/優勝)
「4〜5台がインに飛び込んでくる激しいレースが続きましたが、最初から最後まで前に出ることだけを考えて走りきりました。初めての優勝ですので格別にうれしいです」

■大久保光(アジアドリームカップ 2位/3位)
「日本でのレースなので絶対に勝ちたいと思っていました。勝ったら国旗を持って真ん中に立とうと用意もしていたのですが。遠くから応援に来てくれたファンに申し訳なく思っています。1レース目は作戦通りだったのですが、トップで最終コーナーを立ち上がるより、2〜3番手についていた方がいいと反省し、次に生かしたのですが、最終ラップでハンドルがぶつかるアクシデントでアクセルを戻し、クラッシュを避けました。2位も3位も悔しいですが、自分のウイークポイントを見つけることができましたので、その課題をクリアできるように次からのレースに生かします」

■尾野弘樹(アジアドリームカップ 11位/2位)
「1レース目は、トップに出ようと思っていた終盤で、2台が転倒しながらぶつかってきて巻き込まれてしまいました。なんとか再スタートしたのですが、カウルが外れ、風の抵抗も大きく、走るのが大変でしたが、ポイントが取れるなら1ポイントでも獲得したいと走りきりました。2レース目は、1レース目で転倒しているので、なんとしても最後まで走りきろうと決めていました。シリーズチャンピオンを考えると無理はできませんでした。勝てなかったことは悔しいです。日本で勝てなかったのは残念ですが、2位で終わることができてよかったと思います。次のレースでは優勝の報告ができるようにがんばります」

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