SR400が「ロングライフデザイン賞」にノミネート!

発売から34年のロングセラーモデル「SR400」が、日本を代表するデザイン運動であるグッドデザイン賞の特別賞「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」にノミネートされた。ロングライフデザイン賞は、ものを大切に作り使うことの重要さを広く呼びかけようと公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞を10年以上前に受賞した商品あるいは、発売後10年以上継続してユーザーに支持されている商品に贈られる賞とのこと。

「SR400」が誕生したのは1978年。サザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」でデビューし、巨人の王貞治(当時)が800号ホームランを達成した年と聞けば、その歴史の重さを感じるはずだ。
SRが偉いのは30年以上モデルチェンジしていないところだ。もちろん、安全や環境面などの時代の要請に合わせて、小さな改良は積み重ねてきた。ブレーキはドラムからディスクになり、キャブレターはFIに、排気系にはO2センサーや触媒も装備され、電装パーツも最新のものに置きかえられてきた。だが、誰が見てもひと目で「SR」と分かるシンプルなデザインや、空冷単気筒エンジンならではの鼓動感あふれる走り、昔ながらのキックスタート方式など、頑なにオリジナリティを守り続けている。
デザインは当時のまま、それでいて、中味はしっかり現代風にアップグレードされているわけだから、ファンにとっては嬉しいはず。名前は変らずとも、外観やエンジンがまったく別物になってしまった例は古今東西、枚挙に暇がないが、そういったセールス戦略から生み出されたレプリカとは異なる“本物のビンテージ”と呼べる価値がSRにはある。
変えていいものと変えたらいけないもの。ヤマハはそのあたりのファン心理を読むのが上手いと思う。企業としての“ブレない”モノ作りの姿勢が、きっと今回のグッドデザイン賞でも評価されたに違いない。
SRについてもっと知りたい方、ぜひヤマハのホームページのスペシャルサイト「SR Cafe」をぜひ一度のぞいてみてほしい。SR誕生から現在までのイヤーモデルを当時の出来事と合わせて紹介していたり、空冷単気筒エンジンのメカニズムとサウンドを凝ったイラストで分かりやすく解説するなど、読み物としても楽しいコンテンツとなっている。古くからのファンの方は、きっと懐かしさでいっぱいになるはずだ。

グッドデザイン賞についてだが、9月26日(水)まで東京・六本木にある東京ミッドタウン・デザインハブにて開催されている第35回企画展「わたしたちのロングライフデザイン」展にて「SR400」が展示されている。バイク乗りはもちろん、今までバイクに乗ったことがない人にこそ、ぜひ足を運んでもらいたい!


東京ミッドタウン・デザインハブ第35回企画展
「わたしたちのロングライフデザイン」展
■会 期:2012年8月17日(金)〜9月26日(水)11:00〜19:00
■休館日:9月10日(月)
■入場料:無料
■会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ
 〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
 TEL:03-6743-3776

ヤマハSRスペシャルサイト「SR Cafe」

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[総合]
◆YAMAHA、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞にノミネートされた「SR400」が六本木で展示中
https://news.webike.net/overallDetail.do?news_id=2665

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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