[Kawasaki]全日本ロードレース選手権第6戦 開幕以来の3位表彰台を獲得。シリーズポイントでも3位に浮上

森の中にあるサーキットスポーツランド菅生は、東北随一の国際サーキットとして、数多くの名勝負を産んできた。コース長3.7キロのテクニカルコースだが、空に向かって一直線に伸びる10%登り勾配は、マシン性能差が大きく現れるポイントとしても有名だ。パッシングポイントとしてはブレーキング勝負となる1コーナー、馬の背コーナーなどがあり、見所の多いコースとして人気を博している。

◆レポート
◎予選
ノックアウト方式の第1セッションは40分間。柳川はセッティングを変えた2台のマシンを交互に乗り換え、着実にタイムを詰めていき1分29秒013の6番手で通過した。このセッション終了間際にフロントのサスペンションを大きく変更し第2セッションでは、1分28秒930と4番手に浮上。さらに最終セッションでは序盤から28秒台をマークしてリーディングボードのトップに名前を連ね、さらにタイムアップ28秒418と自己ベストを更新して5番手グリッドを獲得した。

◎決勝
順調にタイムアップしてきたチームだったが、朝のウォームアップ走行の終了間際に予期せぬトラブルが発生してしまう。チームはトラブルをおこしたパーツを急遽交換。決勝中のアクシデントでなかったことを前向きにとらえ、決勝に臨むこととなった。

JSB1000クラスは、いきなりのシグナルトラブルでスタートディレイ。シグナルは回復せず規定により珍しい「フラッグスタート」となり、周回数も24ラップに減算された。柳川はロケットスタートを見せ、オープニングラップを4番手で通過すると、1分28秒台半ばのペースで前を追う展開となる。加賀山(スズキ)とのタイム差はわずかにコンマ1秒〜コンマ3秒。テールトゥノーズの緊迫したレース展開がその後数ラップ続いた。このときマークした1分28秒509は柳川の自己ベストタイムだ。

加賀山の背後に迫っていた柳川だが、周回遅れに進路をふさがれ接触を避けるために7周目にペースダウン。思わぬギャップができてしまったが、再び態勢をたてなおし猛追しはじめる。一方、背後に迫っていた高橋(ホンダ)に対しては、徐々にアドバンテージを築いていた柳川だったが、その高橋もマシントラブルでピットイン。しばらくは単独走行のようなレース展開となった。

レースが大きく動いたのは中盤過ぎの15周目。トップ争いを演じていた秋吉(ホンダ)が馬の背コーナーでコースアウトしてしまい、柳川は3位表彰台圏内にポジションアップする。その後は1分28秒後半〜29秒前半のペースをキープして、周回を遅れを着実にパスしながら、後続に対して10秒前後のアドバンテージを保ちつつチェッカー。開幕戦以来の3位表彰台を獲得した。

シリーズポイントは20ポイントを加算し、合計76ポイントとなり3位にポジションアップ。さい先のいい後半戦となった。

◆コメント
◎柳川 明(3位)のコメント
「後半戦まで長いインターバルでしたが、個人的にもメンタル面で新たな境地を得るチャンスがあり、心身ともにリフレッシュした状態でサーキット入りできました。予選は、一発のタイムより25ラップの決勝をにらんだセット出しに終始。決勝ではスタートも決まり、前半は好位置をキープしつつ好機を待つ作戦でしたが、2コーナーで周回遅れのマシンと接触しそうになりタイムロス。ビハインドを取り戻すのに時間を使ってしまいました。ただ我慢の走行で開幕戦以来の表彰台を獲得したことは大きな成果だと思っています。次戦はホームのオートポリス。今度はてっぺんを狙います。」

◎釈迦堂監督のコメント
「後半戦までの時間を使ってテスト走行を重ねてきた結果、着実にマシンが進化してきていることを感じたレースでした。決勝当日の朝、想定外の小さなトラブルがありましたが、パーツ交換で解消。微調整をする時間はありませんでしたが、ライダーの技量でカバーする走りを見せ、決勝中に自己ベストをマークする見事なレース運びで、表彰台を獲得することができました。次戦は、ライダーにとってもホームとなる九州オートポリスでのレースですが、この勢いのまま表彰台の真ん中をねらって邁進していきます。応援よろしくお願いします。」

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