[HONDA] MotoGP Rd.12 ペドロサ、転倒の影響で3番手も、逆転に向けて自信

第12戦チェコGPの予選がブルノ・サーキット行われました。初日のフリー走行でトップタイムをマークしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、2日目午前中の走行でもライバルを圧倒します。2戦連続今季4度目のポールポジション(PP)の期待が寄せられましたが、セッション序盤に転倒。その影響でタイムを伸ばせず、3番手に終わりました。転倒したあと、ピットに戻ったペドロサは、スペアマシンでアタックを行いましたが、セッティングがやや異なっていたため、フリー走行のベストタイムを更新できませんでした。調子がよかっただけに、残念な結果となりましたが、決勝に向けてマシンの仕上がりはよく、インディアナポリスGPからの2戦連続優勝に期待がかかります。

初日5番手のステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、2日目のフリー走行でタイムを更新できなかったため、予選に向けてセッティングを大きく変更しました。しかし、これが思ったような速さにつながらず、7番手へとポジションを落としました。課題はコーナーの進入。ブラドルは、アメリカGP、インディアナポリスGPとフロントのフィーリングに苦しんできました。今大会は、セットアップが進んだのですが、満足のいくタイムを出すまでには至りませんでした。

初日8番手のアルバロ・バウティスタ(Team San Carlo Honda Gresini)は、2日目のフリー走行、予選と8番手をキープしました。この日は、ポジションを上げることはできませんでしたが、決勝に向けてセッティングに集中。アベレージを上げることに成功しました。ウオームアップで最後の調整に取り組み、同じ3列目からのスタートとなるブラドルとともに、追い上げのレースに挑みます。

CRTマシンで出場のミケーレ・ピロ(Team San Carlo Honda Gresini)は、フリー走行、予選ともに14番手。今大会は5戦ぶりの完走を目指します。

Moto2クラスは、フリー走行でトップタイムをマークしたポル・エスパルガロ(Pons 40 HP Tuenti)が予選でも好タイムをマーク。3戦連続、今季4度目のPPを獲得しました。2番手にはトーマス・ルティ(Interwetten-Paddock)で、6戦ぶり今季5度目のフロントロー。3番手にスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)で今季3度目。総合首位のマルク・マルケス(Team CatalunyaCaixa Repsol)は4番手から決勝に挑みます。

日本人勢は、初日16番手の中上貴晶(Italtrans Racing Team)が7番手へとポジションを上げ、高橋裕紀(NGM Mobile Forward Racing)は、22番手から決勝に挑みます。

Moto3クラスは、マーベリック・ビニャーレス(Blusens Avintia)が2戦ぶり今季5度目のPPを獲得。そのほかのHonda勢は、ニッコロ・アントネッリ(San Carlo Gresini Moto3)が4番手、ホームGPに闘志を燃やすヤコブ・コーンフェール(Redox-Ongetta-Centro Seta)が7番手、アレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が8番手。藤井謙汰(Technomag-CIP-TSR)は30番手でした。

【コメント】
■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「セッションの初めに転倒したことで、残念ながらそのマシンを使うことができなくなってしまいました。そのため、セカンドマシンにスイッチしたのですが、チャタリングに苦しんで思ったようにタイムを更新できませんでした。通常は、どちらのマシンも同じ状態になっているのですが、なぜか分からないのですが、今回はフロントのチャタリングに悩みました。セッション終盤にやっと症状が改善されて、なんとかフロントローを獲得することができました。フロントローを獲得することは重要なので、よかったと思います。とにかくマシンはうまく機能しているので、明日は、今日ベストタイムを出した方のマシンを使えることを願っています。午前中のフリー走行は、とても感触がよかったですし、明日はいいレースができると思います」

■ステファン・ブラドル(MotoGP 7番手)
「午前中のセッションから午後の予選にかけて、セッティングをかなり変えましたので、難しい予選になりました。もっと改善されていることを期待していましたが、残念ながらきちんと機能しませんでした。コーナーエントリーで、フロントエンドの感触が完全ではありません。セッション中に、問題になっているチャタリングの解消に取り組み、終盤はかなりいい感触になったのですが、まだ物足りません。マシンのポテンシャルはもっとあると思いますので、とても残念でした。ここは、ダウンヒルのブレーキングエリアがたくさんありますので、コーナーエントリーでもっとシャープに走らなければタイムが出ません。明日はいい走りができるようにがんばります」

■アルバロ・バウティスタ(MotoGP 8番手)
「フロントエンドの感触が明らかによくなり、セッション中に行ったロングランでいいペースで周回することができました。リアのセッティングを少し変えましたが、これは好みではありませんでしたので、オリジナルのセッティングに戻しました。この部分では、ペースを上げることができませんでしたので残念でした。しかし、全体的にはよかったですし、レースに向けて自信はあります。マシンの感触は悪くないですし、いいスタートができれば、インディアナポリスのようないいレースができると思っています」

■ミケーレ・ピロ(MotoGP 14番手)
「セッション中にマシンに異変を感じて止めることになりました。突然足が燃えるような感覚があり、なるべく早くマシンから降りようとしました。本当に信じられないですし、とても残念でした。あのトラブルがなければ、ラップタイムとグリッドポジションを更新できたはずですので残念です。これが今シーズン最後の不運であることを願っています」

■中本修平 | HRCチーム代表
「フリー走行までは完ぺきな走りだったので、予選の転倒と3番手という結果は、とても残念でした。しかし、決勝に向けて、マシンの仕上がりはいいので、インディアナポリスに続き、ダニ(ペドロサ)の2連勝に期待しています。明日もドライコンディションになり、いいレースになることを期待しています」

■ポル・エスパルガロ(Moto2 ポールポジション)
「インディアナポリスGPは最悪のレースでした。ポールポジションを獲得したのに2位で終わり、マルク(マルケス)にさらに5ポイントのリードを与えてしまったからです。昨日はトップタイムをマークしましたが、100%の状態ではありませんでした。今日、チームが調整してくれたおかげで、完ぺきになりました。ですから、信じられないくらい自信を持って走ることができました。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したいです」

■トーマス・ルティ(Moto2 2番手)
「今週末はいいペースで走ることができました。ですから、明日のレースがとても楽しみです。もちろん、いつものように接近戦になると思いますので、全力で挑みます。明日もドライコンディションなら、いいレースができると信じています」

■スコット・レディング(Moto2 3番手)
「ブルノではいつもは苦戦するので、インディからここへ来る間、どうやってこのサーキットを攻略できるか考えてきました。この2日間、チャタリングに少し苦しみましたが、全体的にはかなりいい状態になりました。マシンはうまく機能しています。ここにはロングストレートと低速コーナーがないのが、僕にとってはいい条件になっています。明日のレースが楽しみです。優勝争いに加われることを願っています」

■マルク・マルケス(Moto2 4番手)
「最初のロングランは、とても快適だったのでうれしいです。でも、それは予選の結果には反映されませんでした。今日は、決勝に向けていいセットアップを見つけるために、レースペースに取り組みました。このパフォーマンスを明日も再現できたら、いいレースができると思っています。最後のアタックがうまくいかず、とても残念でした。新品のタイヤを装着したのですが、チャタリングがひどく、限界でした。明日、いいレースができることを願っています」

■中上貴晶(Moto2 7番手)
「昨日から今日にかけてセッティングがよくなり、タイムを出すことができました。今回の目標は2分2秒台だったので、とりあえずは目標を達成しました。しかし、決勝に向けてアベレージがよくないですので、明日のウオームアップでもう少しレベルを上げられるようにがんばります。課題はコーナー進入時のチャタリングで、少しずつよくなっていますが、この部分でトップグループと差がついていますので、なんとか解消したいと思ってます。明日のウオームアップでなんとかいいセッティングを見つけて、追い上げのレースをできればと思います」

■高橋裕紀(Moto2 22番手)
「昨日の夜、エンジンを一度降ろして積み替えたことで、かなりフィーリングがよくなりました。やっと初日が始まったという感じで、今日はサスペンションのセッティングに取り組むことができました。しかし、ブレーキングのときのフロントのフィーリングがおかしくて、その問題を解消するために時間を割きました。チャタリングもひどく、ほかの選手たちと比べて、完全に1日遅れてしまったという感じです。とにかく、フロントのフィーリングを完全にしないと攻めていけませんので、ウオームアップでなんとかしたいと思います」

■マーベリック・ビニャーレス(Moto3 ポールポジション)
「とてもうれしいです。スリップストリームに頼らずにポールポジションを獲得することができました。今回は、いいペースがあります。ブルノはストレートがたくさんあり、本来なら一人で走ってポールポジションを獲得するのは難しいコースです。本当にいいセッションになりました。インディアナポリスでの最終ラップの転倒を忘れるためにも、いいレースをしたいです」

■ニッコロ・アントネッリ(Moto3 4番手)
「もう少しでフロントローに並べましたが、4番手でもうれしいです。マシンはとてもよくて、明日はいいレースができると思っています。とにかく、いいスタートを切って、すばらしいリザルトを自分とチームにプレゼントしたいです。がんばります」

■藤井謙汰(Moto3 30番手)
「今回は、フリー走行、予選と順調にタイムを上げていくことができました。とくにフリー走行3回目は順調で、予選はもっとタイムを上げられると思っていました。セクター1とセクター4は2日間を通じてタイムを上げられましたが、セクター2とセクター3は、思ったほど伸びませんでした。明日のウオームアップで、できるだけタイムを伸ばして、決勝に挑みたいと思ってます」

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