ドビツィオーゾのドゥカティ入りで来季シート固まる!

ドゥカティはアンドレア・ドビツィオーゾ(26)と、2013年から14年までの2年契約を交わしたと発表。
すでに来季のヤマハへの復帰が決まっているバレンティーノ・ロッシ(33)に代わり、ニッキー・ヘイデン(31)とともにドゥカティ・ワークスの一員に加わる。これにより、MotoGPを戦うホンダ、ヤマハ、ドゥカティの3大ワークスチームの来季シートがすべて決定したことになる。

今回の契約についてドゥカティ・コルセの社長ガブリエレ・デェル・トルチーノは、
「ドゥカティのDNAと長い伝統の中で、積極的かつ戦略的な役割を担っているレースに対するドゥカティの真剣な取り組みを示すものです。私たちはMotoGPに立ち向かうために最善の努力を払っており、その戦いにアンドレアを迎えることは大きな喜び。私達は、契約を更新したニッキー・ヘイデンと共に、私達のパートナーやスポンサー、どのようなときでもドゥカティを常に応援してくれるファンの皆様の信頼に報いるために戦い、素晴らしい結果を残して、MotoGP開発プログラムをさらに前進させることができると確信しています」
と、意欲を語っている。

チーム関係者の間でもドビツィオーゾの能力は高く評価されているようだ。

ドゥカティ・コルセのゼネラルマネージャーであるフィリッポ・プレジオーシは、
「アンドレアの技術的センスとテストライディングによるマシンの開発力は、彼の才能やレースに対する決意と同様に定評があります。アンドレアがチームに加わることによって得られる知識は、私達のMotoGPプロジェクトの成長と開発のためのさらなる刺激となるでしょう。彼がドゥカティ・チームに加わるという結論を出してくれたことを嬉しく思っています」
と、イタリア人ライダーの加入を歓迎した。

一方、ドビツィオーソ当人は、ドゥカティ・コルセとの2年契約を発表した翌日の23日、チェコGPのプレスカンファレンスに出席し、新天地に向けての心境を明かした。

「昨日サインを交わした。ビックな決断だった。ドゥカティ&アウディのプロジェクトに加わることに興奮している。すごく嬉しい。リザルトを獲得するための沢山の要素があるように見える。誰もがドゥカティの状況を解っている。テストをするまではドゥカティがどうなのか、誰も言うことができないから、これ以上のことは何も言えない」
と、慎重に言葉を選びつつも、今以上の成績を上げられる自信をうかがわせたと伝えられている。

ドビツィオーゾは4歳のときに初めてバイクに乗り、7歳のときに初めてミニバイクレースに参戦。2000年にはアプリリア・チャレンジ・トロフィーで優勝。2001年にはイタリア選手権で4位、ヨーロッパ選手権(125ccクラス)で優勝。2002年、世界選手権シリーズ(125ccクラス)に初参戦。2004年には、同クラスにおいて5回の優勝と11回の表彰台を獲得して世界タイトル初制覇。250ccクラスで参戦した3年間で、優勝4回、2位が2回、3位が1回。
2008年にホンダのサテライトチームからMotoGPにステップアップし、2009年から3年間、ホンダ・ワークスに所属。今年はヤマハのサテライト「モンスター・ヤマハ・テック3」に移籍し現在はランキング4番手につけている。MotoGPクラスではこれまでに1回の優勝(2009年の英国GP)と21回の表彰台を獲得している。

ドビツィオーゾは現在の3強と言われるロレンソ、ストーナー、ヘドロサなどと同年代。実力的には彼らに一歩水をあけられている感はあるが、異なるマシンでの豊富なレース経験と若さが魅力である。

イタリア人ライダーによる初のMotoGP王座獲得はドゥカティの悲願。カピロッシ、メランドリ、ロッシに続く4人目の挑戦でついに成就なるか、注目していきたい!

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[レース]
◆ドゥカティ、2013年からアンドレア・ドヴィツィオーゾと2年契約を締結
https://news.webike.net/raceDetail.do?news_id=5525

◆ドビツィオーゾ、ドゥカティ入りが決定!MotoGP経験豊富な26歳、2年契約を発表
https://news.webike.net/raceDetail.do?news_id=5529

[海外]
◆A.ドビツィオーソ、ドゥカティ入りを語る
https://news.webike.net/worldDetail.do?news_id=20949

◆ドゥカティ、A.ドビツィオーソと契約
https://news.webike.net/worldDetail.do?news_id=20934

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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