[SUZUKI]WMX Rd.13 デサール、ポイントランキング2位の座を手堅くキープ

イギリスのマタレーベイシンで開催されたWMX第13戦は、照りつける強い陽射しのもとで白熱した大会となった。ロックスターエナジースズキでRM−Z450ファクトリーマシンを駆るクレメン・デサールは、手の負傷を庇いながら総合6位を獲得、ポイントランキング2位のポジションを守った。チームメイトのタネル・レオクも総合7位と健闘した。

 デサールもレオクも、ビッグジャンプや長く深いわだち、逆バンクコーナーや無数のライン取りといったマタレーベイシンならではのコースレイアウトと各セクションの攻略に余念がなかった。また今大会では「MXGPフェスティバル」として、アマチュアクラスからFIMウーマンズ・チャンピオンシップスまで10クラスに及ぶレースも併せて行われ、会場には3万5000人の観衆が詰め掛けた。

土曜の予選で転倒を喫し、右手を負傷したデサールは予選を7位で終了。数日前には家族に不幸があり悲しみの中でのレースとなったが、決勝では2レースともに素晴らしいスタートを披露した。第1レースは6位を獲得、続く第2レースは負傷した右手の痛みに耐えながら、それでも粘り強い走りで11位フィニッシュ。デサールはこの日の総合6位、一方で現在ランキング3位につけるC・プーセル(カワサキ)が総合15位となったため、デサールとプーセルのランキングポイントは35ポイント差と、前回より広がった。

 レオクは、土曜の2回のプラクティスでそれぞれ2番タイム、トップタイムを出したが、予選はメカニカルトラブルによる無念のDNF、このため決勝レースは31番目のゲートインとなった。第1レースは11位まで追い上げ、第2レースでは荒れたマディ路面を果敢に攻めて6番手、7番手争いに加わったが、惜しい転倒ミスがあり8位フィニッシュ、現在のポイントランキングでもレオクは8位につけている。
 ロックスターエナジースズキは、一旦チームの本拠地ベルギー・ロンメルへと戻る。そして9月はオランダGP、イタリアGP、そして最終戦のドイツGPがおこなわれる。

■コメント
◎クレメン・デサール
第1レース/6位 第2レース/11位 総合6位
「レース前の水曜日に叔母の訃報があり、とても辛い遠征になった。この2ヵ月半のうちに祖父と叔母が亡くなってしまい、2人とは何でも話せる大好きな家族だったので、本当に悲しい。でも、モトクロスの話に戻そう。土曜は調子も良く、楽しんで走れたが、ステップアップジャンプを飛び過ぎて激しく転倒してしまった。手を痛めたのでメディカルセンターで診てもらうと、骨折はしていなかったが、怪我の具合はちょっと深刻だった。この週末で唯一良かったと言えるのは、決勝で2レースとも良いスタートができた事だ。スタートからレース初盤は良かったが、周回を重ねるにつれ、荒れた場所でのブレーキングやジャンプの着地で痛みに耐えられなくなった。特に第2レースは辛い状況で、早くレースが終わらないかと毎周回フィニッシュの時計を見ていたほどだ。転倒や怪我はレースにつきものだし、自分の仕事の一部として捉えて、とにかくベストを尽くすしかない。週明けの火曜に理学療法の治療に行って、早く治したい。」

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