「パイクスピーク」でムルティストラーダ1200S が新記録!

米国コロラド州パイクスピークにおいて8月12日に開催された「2012パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」において、ドゥカティ・ムルティストラーダ1200Sがコースレコードを更新して圧勝。ドゥカティは3連覇を達成した。

スパイダーグリップス・ドゥカティ・チームに所属するカーリン・ダンが、2年連続のポールポジションから、90年の歴史を持つパイクスピーク史上初めてモーターサイクルで10分の壁を破る快挙を達成し、これまでの記録である11分11秒32をはるかに凌ぐ9分52秒819でゴール。

パイクスピーク6度の優勝を誇るチームメイトのグレッグ・トレーシーも、わずか6秒差の9分58.262秒で、1-2フィニッシュを飾った。

「雲に向かうレース」として有名なパイクスピークは、コロラドスプリングスの西16km、ロッキー山脈の名峰。
ヒルクライム・レースは、標高2,862mのスタートラインから4,301mのフィニッシュラインを目指す。今年からコース全域が舗装されたこともあり、好タイムが期待されたが、ハイスピード化に伴いコースアウトが続出するなど荒れた展開になった。

2輪クラスで優勝したダンは、上りのストレートで230km/hを上回る最高速度を記録。ヘアピン、ブラインド、複合などありとあらゆるコーナーのほか、奥に入るにつれてコーナー半径が小さくなる手強いコーナーを含め、合計156コーナーを完璧にクリアしながら、全長12.42マイル(約20km)のヒルクライム・コースを駆け抜けた。

ちなみにダンが記録した9分52秒台というタイムは、4輪のタイムアタック・クラスでコースレコードを更新して優勝したリース・ミレン(ヒュンダイ・ジェネシスクーペ)の9分46秒台から僅か6秒落ちというから驚きである。

「非常に感慨深い1日になりました。スパイダーグリップス・ドゥカティ・チームは、パイクスピークに向けて1年もの間、ハードワークを続けてきました。その成果が10分を切る新記録に繋がったのです。この偉業を誇りに感じています。私達が勝者であり、しかも再び新記録を樹立したと聞いた瞬間は、思わず言葉を失いました。1-2フィニッシュという結果は、ドゥカティ・ムルティストラーダ1200Sがパイクスピークにふさわしい究極のマシンであることを証明しています」 
と、カーリン・ダン。

「世界中のドゥカティスタが、カーリン・ダンとスパイダーグリップス・ドゥカティ・チームの勝利を祝ってくれています。今回の勝利は私達にとっても非常に誇らしいことです。オンロード/オフロード双方のポテンシャル、クラストップレベルのエルゴノミクス、優れたハンドリングとパフォーマンスを示すため、私達は3年前に、パイクスピークのマシンにムルティストラーダ1200Sを選択しました。2012年からコースがフルターマック(完全舗装)になると聞かされていましたが、ムルティストラーダ1200Sが適切な選択肢であることにまったく疑いを持ちませんでした。今日、驚異的な新記録によって、その判断の正しさが証明されました。」 
と、ドゥカティ・ノースアメリカ・ゼネラルマネージャーのドミニク・チェラキも喜びのコメントを寄せている。

今回の快挙により、ムルティストラーダ1200Sの名声はさらに高まるだろう。
まさにキング・オブ・マルチパーパスの面目躍如である。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

【レースニュース】
ドゥカティ、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで3連覇

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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