ビューエル復活なるか!?

Buell(ビューエル)が新たなブランド名で復活するらしい。
以下はauto Blogリリースより

「リーマンショック後の不況のあおりを受けて2009年から生産停止していたアメリカのスポーツバイクブランド、ビューエル。そんな同社が、このほど海外企業からの約16億円の出資を受け、エリック・ビューエル・レーシング(以下、EBR)のブランド名で生産を再開すると発表した。

EBRは詳細を明らかにしていないが、バイク誌の『アスファルト・アンド・ラバー』は、出資先を過去にもEBR買収に興味を示していたインド系の大手バイクメーカーのヒーロー・モト社ではないかと予想している。出資金はスタッフの拡充や生産拠点であるミルウォーキー工場の拡張にあてられ、現行のスーパースポーツバイク「EBR 1190RS」をベースにしたモデル(約160万円)を発売する予定だという。

この新モデルはBMW「S 1000 RR」よりも高い価格設定であることから、ドゥカティ「1199パニガーレ」をライバル視したモデルになるだろう。

スポンサーを得て、めでたく再スタートを切るEBRだが、決して前途洋々というわけではない。新設のバイクメーカーが販売網を整備し、安定した生産体制を軌道に乗せるには80億円近い資金が必要となるという。ビューエルは今後もスポンサーによる支援を仰ぐことになると予想されるが、新しい出発に期待したいところだ。」

Buellは、かつてハーレー・ダビッドソンのエンジニアだったエリック・ビューエルが、スポーツスターのエンジンを使ったオリジナルのレーハングマシンを作ったのが原点。
その後、「理想のバイクを作りたいという夢と情熱」を実現するため、自身の名を冠したメーカーとして83年に独立。一貫してユニークなバイクを作り続けてきた。その哲学は明確だ。「マスの集中化」「高剛性フレーム」「バネ下重量の低減」という、現代のスポーツモデルでは常識となっている技術的命題を30年近く前にすでに掲げていたことは有名な話である。

2009年にはファクトリーマシン「Buell 1125RR」がAMA全米ロードレース選手権で優勝を飾るなど、ビューエルのポテンシャルの高さを証明して見せたが、世界不況のあおりを受けて工場閉鎖。メーカーとしての26年の歴史に幕を閉じることになった。
だが、エリックは不屈の精神を持った男だ。これまでも何回も経営危機に見舞われながら、見事に復活劇を演じてきた。
最近、エリック・ビューエル・レーシング(EBR)を設立し、「1190RR」というレーシングマシンをデビューさせるなど、虎視眈眈とチャンスをうかがっていたに違いない。そして、今回の朗報である。

写真を見る限り、ビューエルの設計哲学はそのままに、洗練されたデザインが印象的。ちなみにベースとなった1190RRのエンジンはロータックス製Vツインで後輪出力185psというから、ポテンシャル的にもかなり期待が持てそうである。前途多難だろうが、ぜひ頑張って名門復活となってほしいものだ。EBRの今後に注目していきたい!

ケニー佐川

◆auto Blog(外部サイト)
ユニークなバイクで知られるあのブランドが復活!

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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