「モビリティスクーター」が密かなブーム!?

先日、新聞に気になる記事が出ていました。
英国の話なんですが、最近「モビリティスクーター」という電動車が急速に普及していて、今や30万台に達しているそうです。
高齢者や軽度の身体障害者用として利用されているものですが、増加に伴い高速道路に誤って入ってしまったり、ショッピングモールを暴走して人と接触するトラブルも増えているらしいのです。

興味深かったのは、利用者層に変化が出ているとのこと。税金がかからず登録の必要もないし、おまけに中古車なら100ポンド(約1万2500円)程度で手に入るため、ガソリン代や税金を払えない若者や健常者がクルマ代わりに利用するケースが増えているとの事。
さらには、これを見込んだメーカーが、健常者向けにデザインされたイケてるモデルを投入するなど市場は賑わいを見せている、というなんとも妙な展開になっているようです。

転じて日本では、これらは電動4輪車(3輪車)、電動カート、電動車椅子などと呼ばれていて、国産バイクメーカーからも新車で15万円〜25万円程度でいろいろなタイプが出ているようです。

これについて書かれたサイトがあったので調べてみると、
「ハンドルのアクセルレバーを操作するタイプで、屋外走行に便利です。長時間、長い距離の歩行に支障がある高齢者や障害のある方に適した乗り物です。道路交通法上は歩行者と見なされ、時速6km以下で歩道を走行することができます。また、運転免許証は不要です」
となっているので、日本でも誰でも乗れるんですね。

また、
「選び方のポイントは、イスが回転シートで、アームサポート(ひじ掛け)が跳ね上げ式だと、乗り降りがスムーズに行えます。また、ノーパンクタイヤだと外出も安心です。公道を走行する場合、人身事故を起こす可能性もありますので必ず損害保険等に加入しましょう」
とも書かれていて、乗り心地はかなり快適な感じですが、やはり事故の可能性は示唆されていました。

時速6kmということは歩く程度のスピードですから、健康な人は歩けばいいでしょう、と思ってしまいますが、スポーツモデルなんか出たらちょっと興味はそそられるかも。
そのうち、英国流にのんびり優雅にモビリティスクーターでお茶でも、というのが流行るかもしれませんね。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

電動三輪車・電動四輪車について「介護用品 ナビ」
HONDA、電動カート

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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