ヤマハ「TMAX530」が世界的デザイン賞を獲得!

高いスポーツ性能と快適性で欧州でも人気の高いオートマチック・スーパースポーツ、ヤマハTMAXの輸出仕様「TMAX530」が世界的に権威あるデザイン賞「レッドドット・デザインアワード」で「プロダクトデザイン2012」を受賞した。

これはドイツの「Design Zentrum Nordrhein Westfalen(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)」主催によるもので、国際的に活躍するデザイン専門家により革新性、機能性、品質、人間工学など9項目の評価基準から卓越したデザイン性をもつプロダクトが選定されるとのこと。

先日、ハスクバーナの「NUDA 900R」が受賞して話題になったことは記憶に新しいところだ。 2012年度は世界58ヵ国1800の企業やデザイナーから、自動車、二輪車、家電、家具、家、眼鏡、カメラなど合計4515点の応募があり、この中でTMAXは「プロダクトデザイン」部門での受賞。ヤマハ製品における本賞受賞は今回が初めてだそうだ。

以下は「TMAX」のデザインを担当した、株式会社エルム・デザインの大富部兼二 (おおとんべ けんじ)マネージャーの談。
「今回世界で最も権威あるデザイン賞の一つであるレッドドット・デザインアワードにおいて、我々の商品コンセプト、スタイリング、機能が高く認められたことを、チーム一同大変うれしく受け止めています。デザイン審査では、コミューターとしての卓越した快適性と異次元の走行性能を、こだわりぬいた上質感やワクワクする魅力の作りこみで表現した点を評価いただけたと思っています。この受賞を弾みに、今後も更に魅力的なデザインを世に送り出していきたいです」

「TMAX530」はそのネーミングからも分かるように、排気量を従来の499ccから530ccへと拡大してトルクと出力を10%以上アップ。
新たにアルミダイキャスト製スイングアームや2次駆動を従来のチェーン方式からベルトドライブ方式とすることで、ダイレクトなレスポンスと軽量化を同時に達成。オートマの心臓部でもある、CVT特性も見直され、タイムラグなく低中速から高速までリニアに伸び切る爽快な加速フィールが魅力だ。
スタイリングも「エレガンス」を強調した上質感のあるディテールが与えられるなど、より大人っぽいシックな雰囲気に仕上がっているのが特徴だ。

私もプレス試乗会で乗る機会があったが、ボディから足回り、メーターパネルに至るまで隙なく洗練されたデザインには“国産車ばなれ”したセンスが感じられたし、豪雨のサーキットでも安心して身を委ねられる限界付近での安定性など、さすが“ハンドリングのヤマハ”と感心したのを覚えている。フォーマルスーツで乗っても様になる。そんな乗り物だ。

そう言えば、ヤマハは先頃もインドで生産・販売している150ccスポーツモデル「YZF-R15」が、「インディアデザインマーク(I Mark)」を受賞したばかり。
「性能はいいがデザイン性に欠ける」と揶揄され続けてきた日本製バイクの評価も、ここにきて風向きが変わりつつあるかも。世界に誇れるクール・ジャパンのムーブメントを、モーターサイクルからも発信していけたら最高だ!

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[総合ニュース]
◆YAMAHA、「TMAX」 世界的なデザイン賞 【red dot デザインアワード】受賞
https://news.webike.net/overallDetail.do?news_id=2407

◆Husqvarna、「NUDA 900R 」レッドドッドデザインアワード2012 ”ベスト・オブ・ザ・ベスト”を 受賞
https://news.webike.net/overallDetail.do?news_id=2136

◆YAMAHA、インド生産のスーパースポーツモデル「YZF-R15」インド初の国家的デザイン賞「インディアデザインマーク(I Mark)」を受賞
https://news.webike.net/overallDetail.do?news_id=2360

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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