スーパーカブ50半世紀ぶりにリニューアル!

ホンダが「スーパーカブ50」を25日から発売する。
1958年の誕生以来、初めて全面刷新となった新型カブは、“ニューベーシックカブ”を開発コンセプトに、装備の充実と使い勝手の向上、よりリーズナブルな価格を目指したという。

今回、バイクの骨格となるフレームを始め、すべてが新設計。
「外から見える部品で同じものは一つもない」(ホンダ)という文字通りのフルチェンジだ。

デザインはあえて現行モデルに似せて“カブらしさ”を残しつも、先行発売した「スーパーカブ110」と同様、シンプル、フレンドリー、質実を表現した“丸みのある四角”をテーマに現代風にスマートアップされているのが特徴だ。
エンジンはリッター110kmの燃費を誇る伝統の空冷OHC4スト単気筒50ccを搭載。
車体には剛性に優れたバックボーンタイプのパイプフレーム、テレスコピックタイプのフロントフォークを新たに採用。
従来モデルに比べ、ホイールベースを35mm延長したことなどにより、荷物積載時の安定性を向上している。

また、発進と変速でそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを初採用したことで、変速時のショックを軽減するなど快適性も考慮されている点もポイントだ。

生産は中国で行い日本に逆輸入する方式で、調達から生産まで効率化を図ることで価格も現行モデルから4万8300円下げた18万7950円(税込)を実現するなど、より求めやすくなった。
なお、熊本製作所での生産は段階的に終了するとのことだ。

誕生以来、半世紀以上の長きにわたり、世界中で愛され続けてきたスーパーカブ。
カブシリーズの世界販売台数は2010年末時点で累計7200万台に上るが、この数字はバイクを含むすべての輸送用機器の中で、単一モデルとしては世界最多販売台数という。

誰にでも買える低価格と圧倒的な低燃費、そして荷物満載でどんな道でも走れる頑丈さ。
カブこそは、ある意味で“スーパーバイク”と呼ぶにふさわしい卓越した存在と言えるだろう。

余談だが、以前、海外のテレビ局が制作した「世界ナンバーワンバイク決定戦」※みたいな番組を観たことがあるが、その中でスーパーカブは見事、第一位の栄冠に輝いていた。

番組の中で、カブのタフさを証明する実験では、エンジンオイルの替わりに食用油を入れてみたり、自重の4倍の荷物を運んでみたり、ビルの屋上から落下させてみたりしているが、驚くことにいずれも元気に走っていた!

かのWGP世界チャンプにしてキングと呼ばれた、ケニー・ロバーツも絶賛するシーンが出てくるなど、カブの優秀性は先進国を含めた世界中で認められていることを知り、嬉しかったことを記憶している。

日本が世界に誇るスーパーカブ。世代は変っても、いつまでも走り続けてもらいたいものだ。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[総合ニュース]
HONDA、5月25日(金)「スーパーカブ50」をフルモデルチェンジし発売

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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