[HONDA]MotoGP Rd.2 ストーナーが今季初優勝達成。ペドロサ3位。Repsol Honda Teamの両選手が表彰台に立つ

ヨーロッパ大陸に舞台を移した第2戦スペインGPは、3日間ともに不安定な天候となり、選手はもちろん、チームにとっても厳しいレースウイークとなりました。予測のつかない天候。目まぐるしく変わる路面コンディション。チームの総合力を問われる厳しい戦いとなり、予選5番手から決勝に挑んだケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が優勝しました。

ストーナーは、予選は、セッティングが決まらずに苦戦しました。そのため、昨年のフランスGP以来、16戦続いていたフロントロー記録にストップがかかりました。しかし、ドライコンディションになった決勝では、3月の合同テストのデータを生かすことに成功。2列目からスタートを切ってオープニングラップは5番手。2周目に2番手に浮上すると、3周目にトップに立ち、そのまま27周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。開幕戦カタールGPは、チャタリングと右腕の腕上がりに苦しみ、悔しい3位に終わりました。今大会はその雪辱を果たす戦いとなり、スペインGP初優勝も達成しました。

予選2番手から4年ぶりの優勝の期待が膨らんだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、ウエットコンディションになったウオームアップでトップタイム。ドライでもウエットでも優勝を狙える状態にRC213Vを仕上げました。決勝でも好スタートを切ってホールショットを奪い、2周目までトップを快走します。その後、路面コンディションが微妙な状態で、ややペースを抑えることにします。そのため、セカンドグループの混戦にもまれ、4周目には4番手までポジションを落とします。その時に開いた差を、なかなか縮めることができず、3位でフィニッシュ。優勝こそ逃しましたが、最高峰クラスでは、スペインGP7年連続表彰台に立ちました。

3日間ともに不安定な天候となったヘレス。ウエットでもドライでも、3月のテストのデータをきっちり生かすことに成功したRepsol Honda Teamの両選手が、開幕戦から2戦連続で表彰台に立ちました。

予選8番手から決勝に挑んだアルバロ・バウティスタ(Team San Carlo Honda Gresini)は、中盤までステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)、ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)とし烈な6位争いを繰り広げ、中盤にはグループを抜け出して6位でフィニッシュ。その後方では、ヘイデンと接戦を繰り広げた予選9番手スタートのブラドルが7位。CRTマシンのミケーレ・ピロ(Team San Carlo Honda Gresini)は9周を残しリタイアとなりました。

Moto2クラスは、レース中盤に雨が降り、18周目に赤旗中断となります。本来は26周のレースでしたが、17周目の順位でリザルトが確定しました。優勝したのはポル・エスパルガロ(Pons 40 HP Tuenti)で、Moto2クラス初優勝。エスパルガロと激しく順位を入れ替えたマルク・マルケス(Team CatalunyaCaixa Repsol)が2位で総合首位をキープ。トーマス・ルティ(Interwetten-Paddock)が3位でフィニッシュしました。

序盤は、表彰台に立った3人と、スコット・レディング(Marc VDS Racing Team)、ミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)、マイク・ディ・ミリオ(S/Master Speed Up)、ランディ・クルメンナッハ(GP Team Switzerland)がトップ集団を形成しました。その中からディ・ミリオとクルメンナッハが転倒して優勝争いから脱落して、レディングが4位でチェッカーを受けました。予選2番手から序盤で11番手まで順位を落とした中上貴晶(Italtrans Racing Team)は、中盤から追い上げて5位でフィニッシュ。高橋裕紀(NGM Mobile Forward Racing)は21位という結果でした。

ウエットからドライへと路面コンディションが激しく変化したMoto3クラスは、34台が出場、完走17台という厳しい戦いとなりました。その中で、開幕戦カタールGPで2位になったルーキーのロマノ・フェナティ(Team Itaria FMI)が、デビュー2戦目にして初優勝を達成しました。2位にはルイス・サロン(KALEX KTM)、3位にサンドロ・コルテセ(KTM)。PP獲得のアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)が4位、アレクシ・マスボー(Caretta Technology)が5位、優勝候補の一人だったマーベリック・ビニャーレス(Blusens Avintia)は、コースアウトを喫し大きく遅れますが、再スタートして6位。藤井謙汰(Technomag-CIP-TSR)は7位まで浮上しますが、8周を残して転倒、リタイアに終わりました。

◆コメント

◎ケーシー・ストーナー(MotoGP 優勝)
「スタートが決まらなかったので、トラブルに巻き込まれないように注意して走りました。みんなブレーキングが激しく、いたるところで接触していて、それに巻き込まれないように集中しました。その後、ペースを上げてポジションも上げることができました。トップに出てからも、ホルヘやダニがとても速いことがわかっていたので、ギャップをつくろうとは思いませんでしたが、3人で後ろのグループを引き離したかったです。ホルヘと僕がかなりいいペースでした。それでギャップをつくることができました。今日は、いたるところに水たまりがあったので集中していました。ミスをしやすい状況でしたし、路面のコンディションに合わせてレースをしました。コンディションがよくなってきてから、少しプッシュしました。今日も腕上がりが起きましたが、幸いカタールの時ほどひどくならなかったです。週末のコンディションと、ダニとホルヘのここでの速さを考えたら、この勝利はとても特別なものです」

◎ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)
「奇妙なレースでした。グリッドについた時は、完全にドライのレースになるとは思っていませんでしたので、最初はとても注意深く走りました。Moto3とMoto2のレースでたくさんの転倒を見ていましたからね。だから、スタートはうまくいきましたが、追い抜かれてしまい、ドヴィツィオーゾ(ヤマハ)やヘイデンにつかまってしまったことで、タイムを落としてしまいました。彼らをオーバーテイクして3番手に上がった時には、ケーシーとホルヘはすでにだいぶん先に行っていました。4秒離れていましたので、集中して自分のペースを上げていきました。でも、今日のレースは集中するのが難しかったです。フロントにハードタイヤを入れているクラッチロー(ヤマハ)が僕をプッシュしてきました。ブレーキングも強かったですが、引き離して3位でチェッカーを受けられました。今日の自分のパフォーマンスには満足しています。開幕から2位と3位というリザルトは、最高の結果ではありませんが、いいシーズンのスタートになりました」

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