1リットルで3000km走る究極のエコレース!

速さではなく燃費性能を競う新しいモータースポーツ、「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」の2012年度の開催概要が発表された。

Honda エコ マイレッジ チャレンジは、「1リッターのガソリンでどれくらい走れるのか?」がテーマ。Honda製50cc4ストロークエンジンを使用したオリジナルマシンで競われるもので、各チームは、マシンの設計や形状、走り方など、ありとあらゆる要素の効率化を追求して、燃費性能の極限を目指す。

参考までにどれぐらいの燃費なのかというと、最高記録はなんと3644.869km/Lというから驚き! 日本列島をほぼ2往復できる距離である。ノーマルでリッター150kmを越えるという「スーパーカブ」の燃費性能も凄いのだが、これこそは究極のエコカー。
環境へのインパクトが少ない電気バイクとて、その発電に使われる原油量に換算すれば、到底及ばないパフォーマンスと言えよう。

でも、ライダーがそんなに走り続けるのか、というご心配は無用。実際の競技では、規定周回数(距離)を決められた時間の中で走行し、燃料消費量から「燃費」を算出する方法だとか。

この大会は、無限の可能性に挑戦し、独創的なアイデアと技術を研鑽する場として、1981年に三重県の鈴鹿サーキットと埼玉県の桶川で、Honda主催による「Hondaエコノパワー燃費競技大会」がスタート。初年度の最高記録は鈴鹿が292km/L、桶川の高速訓練コースが621km/Lだったが、回を重ねるごとに記録は向上し、1985年に1000km/Lを突破、2011年には驚異の3644.869km/Lという最高記録を達成している。

大会では、高校生クラスや専門学校・大学生クラスに加え、2005年からは中学生クラスも新設し、より若い世代にも物づくりの喜びと環境に対する意識を高めてもらうと共に仲間とチャレンジする場を提供しているという。
先頃もニューミッドコンセプトで「燃費世界一を目指す」と公言した、まさにホンダらしい企業理念に基づく活動である。

2012年度の開催日程としては、鈴鹿大会(鈴鹿サーキット 6/16)、もてぎ大会(ツインリンクもてぎ 6/23)、九州大会(HSR九州 8/15)、全国大会(ツインリンクもてぎ 9/16)、と3つのサーキットで4大会を予定。
中学生〜大学生、一般、2人乗りクラスに加え、150cc以下のHonda 製4ストロークエンジンを使用するニューチャレンジクラス、Honda製50cc4ストロークエンジンを搭載する市販2輪車で参加できる市販車クラスも含めて、計 7クラスのレースが開催されるそうだ。

なお、各大会により開催日時、開催要項、出場資格などが異なるので、興味のある方は下記情報を参照していただきたい。
http://www.honda.co.jp/Racing/emc/

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[総合ニュース]
HONDA、ガソリン1リットルでどこまでいける?「エコ マイレッジ チャレンジ2012」開催
https://news.webike.net/overallDetail.do?news_id=2239

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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