[Kawasaki] JMX Rd.1 IA2三原拓也が今季1勝目をマーク、IA1新井宏彰は両ヒート3位、総合2位でシーズンをスタート

全日本モトクロス選手権シリーズ第1戦 九州大会は、熊本県菊池郡大津町のHSR九州で開催された。口蹄疫の影響による大会中止、震災での日程変更を経て3年ぶりに開幕戦として行われることになった九州大会。大会期間中は土日とも好天に恵まれ、強い西風が吹いた土曜日は視界を遮るほどのホコリが会場を覆ったが、決勝日はこまめに散水を行ったため、ほぼベストのコンディションで決勝日を迎えることが出来た。昨年秋の雨のレースとは打って変わって、会場周辺は満開の桜が咲き誇り穏やかな観戦日和となった日曜日。地元九州のファンを中心に、公式発表で7800名の観客がレースを楽しんだ。

今シーズンのカワサキレーシングチームは、昨年に引き続きIA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRで初のタイトルを、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRで昨シーズン獲得したタイトル防衛を目指す。

IA1予選
 エントリー台数31台、出走29台となったIA1クラスは、当初グリッド決め予選を行う予定だったが、視界を遮るほどのホコリを危険と判断してキャンセルされ、昨年のランキングにより新井は4番グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

IA1決勝第1ヒート
 スタートでやや出遅れた新井は、オープニングラップ5番手でコントロールラインを通過。2周目、先行する北居良樹(KTM)をパスし4番手に浮上した新井は、更なるポジションアップを狙ってペースを上げる。しかし新井は、3番手を走行する小島庸平(スズキ)のパスに手間取り、序盤から小島を相手にテールtoノーズの激しい接近戦を繰り広げることになる。レース中盤、2番手を走っていた平田 優(ホンダ)の転倒で、小島との3位争いは2位争いにスライド。序盤から延々続いた両者の攻防はトップとの距離を詰めながら終盤へと突入するが、あと一歩で逆転はならず新井は3位でフィニッシュした。

IA1決勝第2ヒート
  確実にスタートを決めた新井は、1周目を3番手でクリア。先行する2台を懸命に追撃する新井は、8周目にひとつ順位を下げるも、次の周に序盤から2番手を走行していた平田 優(ホンダ)を捉えこれをパス。再び3番手となった新井は後半、上位2台を追撃するためにペースを上げ後続を引き離すが、前の2台には追い付くことが出来ずこのヒートも3位でフィニッシュ。両ヒート表彰台登壇を果すと共に、開幕戦で総合2位の結果を残した。カワサキ勢ではグリーンクラブ パーク神戸RTの星野 裕が8位でフィニッシュしている。

IA2予選
 視界がほとんど効かないほどのホコリが舞う中行われた土曜日のIA2予選。A組に出場した三原はスタートでホールショットをこそ逃すも確実に2番手に付け、先行する富田俊樹(ホンダ)を確実にパスしトップでフィニッシュ。B組とのタイム差により2番グリッドで決勝へと駒を進める。

IA2決勝第1ヒート
 大量の散水により朝の公式練習時はウェットだったコースもほぼ落ち着き、ベストコンディションで迎えた今シーズンのオープニングレース。好スタートを切った三原だが、1コーナーをインで回った三原は立ち上がりでアウトからラインを塞がれる形となり、1周目は3番手でコントロールラインを通過する。序盤、トップを奪った星野優位(ホンダ)と2番手を走行する富田の様子を伺っていた三原は、まず4周目に富田をパスし2番手に浮上。先行する星野優位(ホンダ)に対し、ラップタイムで約1秒上回る三原は確実にその差を詰めると逆転のチャンスを伺っていたが、10周目、コーナーのバンクでプシッシュした三原のフロントタイヤと星野のリアタイヤが接触。三原は転倒を喫しトップ争いから脱落してしまう。4番手で再スタートした三原は後半前に出た富田を抜き返し3番手に浮上するも、上位2台を逃がす結果となり3位でフィニッシュした。

IA2決勝第2ヒート
 ディフェンディングチャンピオンとして負けられないヒート2。慎重にスタートを切った三原はオープニングラップを5番手でクリア。3周目にまず岡野 聖(スズキ)をパスした三原は、6周目に前を走っていて転倒した山本 鯨(スズキ)、小川孝平(ホンダ)を立て続けに抜きさって2番手に浮上。この周回にこのレースのベストラップをマークした三原は、冷静にトップを走っていた星野との差を詰めると、今度は確実に星野を捉え、レース後半に入った11周目にトップに浮上する。そのままペースを落とすことなく星野を突き放した三原は、残り周回を確実に走り切って今季初優勝のチェッカーを受けフィニッシュした。

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