[DUNLOP]AMA Rd.13 ビロポートが2年連続SXチャンピオンに輝く!

カナダのトロントからアメリカ南部のヒューストンに移動したライダーたちを迎えたのは、初夏を思わせる暖かさだった。会場のリライアント・スタジアムには、大量の土を用いたコースが造成されていた。土質は素性の良い粘土なのでトラクションは悪くなかったが、レースが行われる夜になるとかなりドライになり、表面に細かい粒子が浮いてルーストになるセクションが増えた。
レイアウト的には、ゲートから1コーナーまでのストレートを長方形の短辺に配置した、いわゆるショートスタートが最初の難関で、ここでマルチクラッシュなどに巻き込まれないことが大事だった。またジャンプが連続するリズムセクションは比較的簡単そうに見えたが、プラクティスの進行とともに違ったジャンプの飛び方にトライするライダーが現れ、結果として難易度は上がっていった。

シーズン中盤から負傷欠場者が増えているが、今回はケビン・ウィンダム(ホンダ)が予選ヒートのチェッカー目前で転倒。肩と手を負傷したため、ラストチャンスへの出走を断念した。ウィンダムはこの日のタイムドプラクティスで1位と乗れていただけに、悔やまれるクラッシュだった。トレイ・カナード(ホンダ)、アンドリュー・ショート(ホンダ)、チャド・リード(ホンダ)、ライアン・ダンジー(KTM)といったトップライダーの離脱に、そろそろ歯止めをかけたいところである。

SX(450)のメインレースでは、ライアン・ビロポート(カワサキ)が1周目からトップに立った。デイビー・ミルサップス(ヤマハ)、ロバート・キナイリー(ヤマハ)、マイク・アレッシ(スズキ)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)らがセカンドグループにつけたが、ビロポートは序盤から単独リーダーの座を固めて行く。前戦欠場したジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)は、1周目12位と出遅れた。

今大会ビロポートが優勝し、スチュワートが4位以下となった場合、最終戦を待たずにビロポートがチャンピオンに決定する。見どころとしてスチュワートのポジションアップが注目されたが、7周目にスチュワートが転倒リタイアした段階で大勢が決した。3周目から上位陣にポジションの変動はなく、ビロポート、ミルサップス、ワイマー、アレッシらは縦に広がりながら周回。ビロポートがトップでチェッカーを受けた瞬間、昨年に続く2連覇が確定した。全クラス制覇を目指すダンロップにとって、これは今シーズン最短最速で得た1個目のタイトルである。

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