「春眠」に注意しよう!

寒さが少し緩んできて過ごしやすい日が増えてきました。暖かくなるのはいいのですが、「春眠暁を覚えず」の諺どおり、春はどうにも眠くなりますよね。

これは冬から春にかけての気温や日照時間などの変化に体内のリズムが順応しきれず、自律神経のバランスが崩れたりして起こるようです。うたた寝は気持ちいいものですが、困るのはバイクに乗っていて眠気に襲われることです。

クルマならともかく、まさかバイクでは……と思っている方、油断は禁物です。
明らかに居眠り運転が原因と見られる事故は、交通事故全体の3%ほどと言われています。一見少ない数値のようですが、眠気や疲労による運転操作や判断のミスなどを含めるとその数は俄然増えて、交通事故全体のなんと約半分を占めるという報告もあるようです。居眠り運転の場合、ドライバーは高い速度で無防備のまま人やクルマに突っ込むことになるため当然、事故も重大化しやすくなります。考えただけでも恐ろしいですね。

完全に眠っていなくても、ついウトウトしてしまったり、ぼんやりしながら運転していることがありませんか。これを「覚低走行」と言いますが、目は開けていても脳がほとんど寝ている状態です。よく路肩に停車しているクルマに後ろから突っ込むという事故を聞きますが、まさにこのパターン。
運よく事故にならなくても、危険に対する反応時間などは明らかに遅くなっています。そして、やっかいなのは一度、覚低状態に陥ると、なかなか抜け出せなくなることです。私の周囲でも、おそらく「覚低走行」が原因と思われるバイクの重大事故がこれまでに数件ありました。

睡眠不足や過労はライディングの大敵ですが、この時期は花粉症の人も要注意です。花粉症のクスリの中には抗ヒスタミン薬が含まれていることが多く、この成分が眠気を引き起こすと言われています。クスリを飲まない人でも、鼻詰まりやくしゃみのせいで睡眠不足になり、眠気に苛まれることもあるようです。特に不眠症の人は健常者に比べて事故率が約4倍も高くなるというデータもあり、注意が必要です。

運転中に眠気を感じたら早めに休憩を取り、コーヒーを飲んだりストレッチをしたりして気分転換を図ってみてください。私の場合、冷たいアイスクリームを食べると目が覚めます。それでも、眠気に耐えられない場合は
仮眠をとるべきでしょう。ベンチに腰掛けて10分ぐらい「落ちる」だけでも、スッキリするはずですよ。

関連記事

編集部おすすめ

  1. GP通算500勝を達成した「YZR-M1」のカラーリングを再現! ヤマハ発動機は、水冷・直…
  2. 二輪車用タイヤ、チューブの専門メーカーであるIRCは、新しいツーリングラジアルタイヤ「RMC…
  3. ホンダは、往年の名車である「NSR250R(MC18)」のカラーを再現した、受注期間限定のヘ…
  4. HondaV4スピリット溢れる「S-Style」が登場! ホンダインポートモデルのディーラ…
ページ上部へ戻る