映画『キリン』あの迫力のバトルがスクリーンで蘇る!

映画『キリン』がついに公開される。原作は東本昌平のバイク漫画で、87年からミスターバイクで連載が開始されるとともに当時の熱いバイク乗りたちを虜にし、シリーズ累計600万部を記録したバイク漫画の金字塔である。
今回はシリーズ中でも特に人気が高い第1部「POINT OF NO RETURN!」を完全映像化。GSX1100S カタナを駆る“キリン”と呼ばれる中年男が、ポルシェ911とバトルを繰り広げるというストーリーを軸に、危険な公道レースにのめりこんでいくライダーたちの人間ドラマを織り込んだ群像劇でもある。

監督は自身もライダーであり、バイク雑誌にもコラムを寄稿するなど生粋のバイク好きとして知られる『湾岸ミッドナイト』の大鶴義丹。主役のキリンを演じるのは『あの夏、いちばん静かな海。』、『BROTHER』などの北野武作品でも際立つ存在感を放った真木蔵人。スピードの世界にしか“生”を見いだせない男の生き様を、哀愁たっぷりに演じている。

最大の見所はなんといってもバイク同士の公道バトルだ。
キリンのGSX1100Sカタナとポルシェ911との対決に絡んで、GPZ900RやCB1100Rなど原作でもお馴染みの改造マシンに加え、今回はGSX1300R ハヤブサなど入り乱れての大バトルが展開されるなど、新旧を問わずバイク好きには堪らない内容になっているはずだ。

『キリン』は時代のアイコンでもあった。連載が始まった87年当時はバブル全盛期で、拝金主義が世の中を覆い尽くした時代。そんな大勢に逆らうかのように、バイクとスピードに自分の居場所を求める主人公たちの孤高の姿がライダー達の共感を呼んだ。
ポルシェとカタナの対比はその象徴でもある。何を隠そう、当時20代前半だった私も手に汗握るリアルな展開に熱中し、ついには全巻揃えてしまったほど。その世界観を映像でどう表現してくれるのか楽しみだし大いに期待している。

ただ、これは漫画であり、映画もフィクションである。良識のある大人のライダー諸兄に今さら言うまでもないことだが、『キリン』の世界を地でいくようなことは絶対にやめてほしい。
ライダーたる者、その孤高の精神さえ忘れなければ、それでいいではないか。

『キリン POINT OF NO-RETURN!』は3月3日(土)より池袋・シネマ・ロサでのロードショーを皮切りに、全国順次公開される予定。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

参考(外部サイト)
映画『キリン』公式サイト
http://www.kirin-movie.com/
(C) 2011 東本昌平 / インターフィルム / ミューズ・プランニング / 少年画報社

総合ニュース
刀・忍者・CB1100R,隼など登場!バイク映画 『キリン』 3月3日公開
https://news.webike.net/overallDetail.do?news_id=2017

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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