「タイヤの空気圧」を測っていますか?「その2」

前回に続いてタイヤの空気圧の話。タイヤの性能を生かして安全に乗るためにも指定空気圧を守り、定期的に空気圧を測ることが大事とお伝えしました。
 
ただ、車両メーカーが推奨する指定空気圧は、重い荷物を積んだりタンデムで高速連続走行することを想定して、かなり安全マージンをとっているため、たとえば1人乗りでの街乗りやワインディングをスポーティに走りたいときなどはやや硬く感じる場合も。そこで、フィーリング向上のため空気圧を多少調整することもあります。

路面の小さいギャップで、跳ねたり、ゴツゴツを感じたり、コーナリング中の接地感を出したいときなどは、空気圧を下げることがありますがこれも程度の問題です。
 
一般公道を走行する場合、下げ幅はせいぜい1割程度としておくのが無難です。たとえば指定空気圧がフロント2.5kg毎平方センチメートル、リヤ2.9kg毎平方センチメートルとすると、それぞれ2.3kg毎平方センチメートル、リヤ2.6kg毎平方センチメートル程度までは許容範囲とみていいでしょう。
プロダクションレース用などサーキット専用タイヤの場合は、2.0kg毎平方センチメートル前後とかなり低めの指定値がタイヤメーカーによって設定されている場合もありますが、一般公道を走るためのストリート用タイヤの場合、極端に空気圧を下げすぎてもメリットはありません。
 
サーキットのようにタイヤ温度が上がらない一般道では、単にハンドリングを悪化させグリップ性能の低下を招くだけです。特に冬場のように路面温度が低く、いくら負荷をかけてもタイヤ温度が一定以上に上がらない環境では、空気圧は下げないほうがいいでしょう。
 
また、雨の日も空気圧を下げると接地圧が低下して、逆に滑りやすくなったりします。
タイヤの空気圧ひとつで乗り心地やハンドリングも変ってくるものなのです。安全な範囲で空気圧のセッティングを変えてみて、その違いを体感してみてください。

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