「クロソイド曲線」のワナ!

先週末に衝撃的なニュースが流れました!
バイク愛好家でも知られる料理研究家のケンタロウさんが4日、首都高を大型バイクで走行中、カーブを曲がり切れずに転倒し重傷を負ったという事件。
 
ニュースによると「午後11時30分すぎ、ケンタロウさんは新宿区の首都高速・外苑出口付近でカーブを曲がれず、側壁に衝突し投げ出され、約6メートル下の路上に転落。救急車で運ばれたが、頭や足の骨などを折る重傷を負った」とのこと。その後の報道によると命に別状はないようで、一日も早い回復を祈るばかりですが、何故こんなことになってしまったのか……。

首都高は私もいつも利用しているので想像できますが、本線から一般道へと降りて行く出口はカーブになっていることも少なくありません。事故現場も一見緩いカーブに見えるので、そこそこの速度で曲がれそうな気がします。
でも、そこに落とし穴があるのです。
 
首都高に限らずですが、道路のカーブというものは通常、徐々に曲率が大きくなるように設計されています。カーブの入口は緩やかに曲がり始め、奥に進むほどRがきつくなり、出口では再び緩くなるイメージです。これはドライバーに急ハンドルを切らせないための工夫で、このように徐々に曲率が変化する曲線を「クロソイド曲線」(緩和曲線)と呼びます。「クロソイド曲線」のカーブは入口が緩やかなので、ついついオーバースピードで進入しがちです。
 
皆さんの中にも、高速出入口でカーブが途中から思いのほか曲がっていて、ハッとされた経験がおありかと。パニック時に4輪なら急ブレーキも可能でしょうが、2輪ではどうでしょうか?特に首都高などの高架線の出口は下り勾配になっていることが多く、減速しにくい場合があります。
 
ドライバーが安全に運転しやすいようにデザインされた曲線のはずですが、それがかえって心の隙を作ることもあるのです。事故の真相は分かりませんが、もしかしたらそこにクロソイドの罠があったのかも知れません。他山の石としたいものです。

関連記事

編集部おすすめ

  1. 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会は、鈴鹿市役所 1階の『モータースポーツ振興コーナー』…
  2. 生活の可能性が拡がる喜びを提供 Hondaのナイジェリアにおける二輪車生産販売子会社「ホン…
  3. オートバイパーツ・用品の販売を全国展開する2りんかんは、バイク乗りコスプレイヤーの「美環(み…
  4. ボッシュが形づくる二輪車の未来 ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、…
ページ上部へ戻る