HONDA「ニューミッドコンセプト」第一弾「NC700X」が2月17日デビュー!

時代が求めているのは「優しさ」だ!

モーターサイクルの新しい価値を提案する「ニューミッドコンセプト」の第一弾、NC700Xが2月17日からいよいよ発売開始となる。昨年の東京モーターショーでも注目を集めた「ニューミッドコンセプト」とは、ホンダが進める次世代型モーターサイクルのシリーズである。

排気量500cc〜750cccのミドルクラスは欧州を中心に世界的に人気の高いクラスである。そこでのナンバーワンを目指すためにホンダがとった戦略は、“共通のエンジンと車体を使って異なるカテゴリーのバイクを作る”という前代未聞のやり方。今回、一番手として登場するクロスオーバーモデルの「NC700X」、ネイキッドタイプの「NC700S」、そしてコミューターとモーターサイクルの融合を目指した「インテグラ」という3兄弟がこの春から続々リリースされる。

部品共有化によりコストダウンを図る、いわゆるモジュラーコンセプトは4輪メーカーではすでに一般的であり、他の2輪メーカーでも試みられてきたが、ここまで異なる外観でそれぞれ独自性を主張するシリーズはなかったはず。それだけではない。開発者いわく、「今回の狙いは燃費ナンバーワン。それをカタチにした」というだけあり、新開発の水冷4スト並列2気筒OHC670ccエンジンは、定地燃費で40km/l、より実際の走行条件に近い欧州のWMTCモードで27km/l以上という低燃費を実現。同クラスではなんと40%以上の燃費向上という。

そのおかげで、燃料タンクを小さくしてシート下に収め、本来タンクがある位置にはフルフェイスがすっぽり入るスペースを設けることができた。また、VFR1200で定評のある有段式オートマ、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)タイプも設定するなど、ホンダらしい先進技術もふんだんに盛り込まれている。

小気味よい鼓動感を味わえる270°クランクに軽量コンパクトで低重心な車体。モデルに合わせた専用セッティングのFIと足まわりなど、きっとホンダらしい洗練されたスポーティな走りを見せてくれるだろう。気になる価格だが、6速マニュアルタイプで60万円台後半というウワサも・・・。「だれにでも手が届く」良心的なプライスになるはずだ。

ホンダが本当に売りたいのは思想だと思う。今の時代、モーターサイクルに求められるものとは何か・・・。非日常へと誘うハイスペックマシンも魅力だが、環境問題や低迷する経済などに疲れた人々に必要なのはむしろ“優しさ”ではないか。「ニューミッドコンセプト」の価値はまさにそこにある!

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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