[Kawasaki] JMX Rd.10 関東 IA1新井宏彰は第1ヒート2位、IA2三原拓也は第2ヒート2位表彰台を獲得

全日本モトクロス選手権シリーズ第10戦(最終戦) 関東大会は、埼玉県川越市ウエストポイント オフロードヴィレッジで開催された。大会期間中は土曜日が終日雨となり、日曜日は天気が回復したものの、前日の雨の影響でマディコンディションとなる。荒川の河川敷に造られたコースは都心からのアクセスも良く、公式発表で12000人のファンが訪れ今シーズンのラストレースを楽しんだ。

今シーズンのカワサキレーシングチームは、IA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也という若手中心の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRを使用。同じくワークスマシンKX250F-SRで参戦する三原は先の九州大会でシリーズタイトルを獲得し最終戦を迎えた。

◆IA1予選
エントリー台数31台、出走は27台でIA1クラスは予選が中止となり、第9戦を終えた時点のランキングにより新井は5番グリッドから決勝レースに臨む。

◆IA1決勝第1ヒート
ホールショットを奪ったのは熱田孝高(スズキ)。直後、スタート1コーナーでマルチクラッシュが発生し、小島庸平(スズキ)、成田 亮(ヤマハ)らが転倒。グリーンクラブ TEAM TAKASEの田中教世も転倒に巻き込まれ、後方からの追い上げを強いられる。この混乱を上手くかわした新井はオープニングラップを2番手でクリア。先行する熱田をピタリとマークした新井は、レース序盤は増田一将(ホンダ)、中盤以降は平田 優(ホンダ)の追撃を抑え、先行する熱田の隙を伺う。しかしコースサイドには泥が寄せられ、1本ラインで抜き所のない状況でレースは膠着。スタートからフィニッシュまで完全に熱田の背後を捉え、1〜2秒さでプレッシャーをかけ続けた新井だったが、逆転のチャンスを見いだすことは出来ず2位でフィニッシュ。1周目13番手で戻ってきた田中はレース中盤5番手まで順位を上げると、後半増田をパスし4位に浮上。ラストラップ後方から追い上げてきた成田が背後に迫るがこれを抑え4位でチェッカーを受けた。

◆IA1決勝第2ヒート
コース上はやや乾いて来たものの、石が多く露出する硬い土の上に泥が残る難しいコンディションとなった午後のレース。まずまずのスタートを切った新井は3番手でオープニングラップを通過。3周目にひとつ順位を落とし4番手となった新井は、2位争いに割ってはいるチャンスを狙うが、あと一歩が届かず4位をキープしてチェッカー。このヒートもスタート直後に発生したマルチクラッシュに巻き込まれ、ほぼ最後尾で再スタートした田中は、中盤8番手まで順位を挽回すると、ラストラップにK.R.T.の開発ライダー小川裕紀と順位を入れ換え7位でフィニッシュ。小川は8位でチェッカーを受けた。この結果新井はランキングを一つ上げ4位、田中はランキング5位でシーズンを終えた。

◆IA2予選
雨が降り続く中行われたIA2予選。A組に出場した三原はスタートでやや出遅れるものの確実に順位を上げ4位でフィニッシュ。同じくA組に出場したK.R.Tの開発ライダー井上眞一は、好スタートから2番手のポジションをキープし2位でフィニッシュし、井上が3番グリッド。グリーンクラブ ジュニアライダースの中村友則はB組3位で6番グリッド。三原は9番グリッドを獲得し決勝へと駒を進めた。

◆IA2決勝第1ヒート
得意のスタートを決めて真っ先に1コーナーに飛び込んだ三原だったが、イン側から寄せてきたライダーにフロントタイヤを払われる形で接触し転倒。最後尾からの追い上げを強いられる。1周目26番手でコントロールラインを通過した三原は、周回毎に確実に順位を上げてレース中盤には10番手まで挽回。後半さらにペースを上げた三原は、池谷優太(スズキ)、渡辺 学(ヤマハ)らをパスし7位に順位を上げチェッカーを受けた。1周目を5番手でクリアし、2位争いの激しいバトルに競り勝った井上が2位表彰台を獲得。1周目12番手から追い上げたグリーンクラブ TEAM TAKASEの星野 裕は5位でフィニッシュした。

◆IA2決勝第2ヒート
スタートでやや出遅れた三原は5番手でオープニングラップをクリア。2周目、先行する飯田義明(ホンダ)、斉木達也(ヤマハ)をパスし3番手に順位を上げた三原は、3周目に池谷をパスし2番手に浮上。トップを走る小方 誠(ホンダ)に対し、約1秒差でピタリとマークしプレッシャーをかけ続けた三原だったが、渇き始めたコースはラインが1本となり、しかけ難い状況。後半確実に上位でフィニッシュする作戦に切り替えた三原は2位でチェッカー。このヒート、1周目8番手から追い上げた中村が終盤渡辺をパスし3位表彰台を獲得。星野 裕は5位でチェッカーを受けた。

新井宏彰(2位/4位)のコメント
「ヒート1は勝ちを狙って攻めたしチャンスもあったハズだが、走行ラインが限られてしまい前にでることが出来なかった。ヒート2も同様の展開。決していいコースコンディションではなかったが、それでも速いライダーは抜いて来る。いい走りでシーズンを締め括りたかったが、まだまだだと痛感しました。来シーズンは確実に両ヒート揃えること、常にトップ争いに絡めるようになることが課題。その目標を達成出来るようしっかりと取り組んでいきます。」

三原拓也(7位/2位)のコメント
「チャンピオンとして勝って締めたかったんですけどね。マディである程度苦戦することは覚悟していましたが、予選も決勝もいいタイムが出ていたし、勝負出来たハズのレースでした。それだけにヒート1の転倒は残念。ヒート2も相手が上手くてあと一歩届きませんでした。とりあえずチャンピオンになれたことは嬉しいですが、悪かった部分もあったし、更にレベルアップして来シーズンはゼッケン1に相応しい走りが出来るようにします。」

田澤監督のコメント
「シーズンを通じて見ると、三原は前半に貯金を作って、中盤一時調子を崩しましたが、しっかり持ち直した。K.R.T.1年目でチャンピオンを獲得出来たことは彼の努力の成果でもあるが、チームとしても様々な面でアシスト出来たと思っています。今回も予選、決勝の両ヒートとも内容のある走りで、収穫があったと思います。新井はとにかく前の二人に追い付き追い越さなければならない。テクニックは既に持っていると思います。マシンはもちろん、メンタルの面に関しても色々な角度からアプローチして行きたい。シーズンを通じてチャンピオン争いを演じること。来シーズンはそれがマストだと思っています。1年間、応援頂いたことに感謝します。ありがとうございました。」

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