[HONDA] WMX Rd.15 イタリア バブリシェフが世界ランキング4位獲得

Honda World Motocross Teamは、蒸し暑いフェルモで開催されたモトクロス世界選手権全15戦の最終戦イタリアGPで、2011年のクライマックスを迎えました。イブジェニー・バブリシェフとルイ・ゴンカルベスは、そろってMX1ランキングのトップ6入りを果たしました。ゴーティエ・ポーリン(ヤマハ)がMX1デビューウインを飾る一方、CRF450Rを駆るライダーのベストリザルトは、ゴンカルベスの総合8位でした。

強い日差しが照りつけるけわしい丘に位置するフェルモのサーキットは、ワダチだらけの硬く滑りやすい土と、ジャンプが多い典型的なイタリアのコースと言えます。今季のチャンピオンで地元のアントニオ・カイローリ(KTM)が家族の不幸のために欠場したにもかかわらず、この最終戦には1万8000人の観客が集まりました。

パオロ・マーティンが率いるHonda World Motocross Teamは、グランプリ参戦20年目を祝福するイベントを開催。会場には1991年にトランパス・パーカーが乗ったワークスマシンが展示され、バブリシェフとゴンカルベスの2011年型CRF450Rにも記念グラフィックが施されました。

今大会でHonda勢の最上位の総合8位に入ったのはポルトガル人のゴンカルベスでした。シーズン終盤に悩まされたスタミナ不足から回復していませんでしたが、彼は9位/6位でフィニッシュしました。チームメートのバブリシェフは総合11位。ロシア人のバブリシェフは暑さと戦い、35分プラス2周のレース1でCRF450Rを7位に導きました。レース2ではカルロス・カンパーノ(ヤマハ)と接触、フロントホイールにダメージを受けたバブリシェフは、ピットインしたあとレースに復帰し、負傷欠場中のマックス・ナグル(KTM)を抜いてランキング4位に上がるために必要だった1ポイント獲得を目指しました。バブリシェフは16位で完走し、5ポイントをゲットしてランキング4位でシーズンを終えました。

総合12位だったのは、ベルギー人のマービン・ファンデール(LS Honda Racing)でした。彼は負傷したケン・ド・ディッカーに代わって抜てきされ、来週ベルギー代表として出場するモトクロス・オブ・ネイションズへの貴重な準備となる周回を重ねました。元グランプリライダーであり、現在はスポットで走るファンデールは、手堅く15位/14位に入りました。

ショーン・シンプソン(LS Honda Racing)は、エンジントラブルでレース1をリタイアしたため、レース2で9位を記録して総合13位となりました。

FIMのポイントランキングにおいて、バブリシェフはMX1クラス2年目でベストシーズンのランキング4位を記録。ドイツでの優勝1回を含む6回の表彰台登壇を果たしました。ゴンカルベスも同様にMX1クラス2年目にして自己ベストのランキング6位を記録、表彰台には1回上りました。ド・ディッカーはラスト3戦を欠場してランキング11位、シンプソンは苦しい初年度をランキング15位で終えました。

バブリシェフ(ロシア)とゴンカルベス(ポルトガル)は、シーズンをしめくくるビッグイベントとして、フランスのサン・ジャン・ダンジェリーで来週末開催される、第65回モトクロス・オブ・ネイションズに、各々の国を代表して出場します。

コメント

イブジェニー・バブリシェフ (MX1 7位/16位/総合11位、ランキング4位)
「暑さのせいでなかなかうまく乗れませんでした。あちこちでミスを連発し、スタミナを浪費しました。最後の方ではジャンプをするのもやっとだったし、ヘルメットの中は熱でボーっとなっていました。今回はレース2でクラッシュしたこともあって、あまりいい印象がないけれど、最終的にランキング4位でシーズンをしめくくることができたのはうれしいです。3位に入るチャンスもあったけれど、それは次のステップだととらえています。それにしても、とても長くて苦しいシーズンでした」

ルイ・ゴンカルベス (MX1 9位/6位/総合8位、ランキング6位)
「今日よりもつらいことがあるとしたら、それはロンメルを走ることぐらいしかないと思います。そのくらい暑さがこたえたし、ライダー個々の差が出たようです。レース1では腹痛にさいなまれ、最初のジャンプではポーリンと危ない場面もありました。実際、あれ以上にうまく走ることはできなかったでしょう。レース2 はいくらかベターで、スタートがよかったので6位に入れました。今年は多くのことを学んだし、いろいろなことが起きるたびにマシンや自分の身体について発見があったシーズンでした。今はポジティブなことを考えながら、2012年にもっと好結果を出せるように前進したいです」

ショーン・シンプソン (MX1 29位/9位/総合13位、ランキング15位)
「サイティングラップに出たとき、マシンがミスファイヤを起こしたので戻りました。スタートには問題なさそうでしたが、また破裂音が出るようになって、ゲートが下りたときにはひたすらキックをしていました。何とか走り出せたものの、周回遅れになってしまったし、マシンに対する不安もありました。自分のポジションとマシンの調子を考慮してリタイアしました。レース2にはスペアマシンで出走しました。好スタートを決められたし、リズムをつかんで序盤のうちにいいポジションを得ましたが、ボアシエール(ヤマハ)より1〜2秒遅れでした。ランキング15位になりましたが、正直に言って13位や21位でも何ら違いはないし、こんなランキングには納得していません。もっと上を向いて、願わくはベルギー選手権で勝ってシーズンをしめくくりたいです」

マービン・ファンデール (MX1 15位/14位/総合12位)
「とても暑かったけれど、楽しかったです。一番よかったのはレース2で、ネイションズに向けて準備ができている感じがしました。トラックとホスピタリティを提供してくれたスティーブンに感謝したいです。とても満足しています。今週は体調を崩していたので、金曜からレースに臨むのはちょっとつらかったです。15位 /14位のリザルトは、硬質路面だったことを考えればまあまあです。今は少し休養をとって、来週のネイションズで好成績を収めたいと思っています」

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