[KAWASAKI] JRR Rd.5 SUGO 心機一転で臨んだ後半戦 三つ巴のバトルを展開して5位入賞

全日本ロードレース第5戦は、宮城県にあるスポーツランド菅生で行われた。本来なら5月の開催となる菅生、震災の影響でいったんは中止も検討されたが、関係者の努力と震災復興にかける東北地方の声に支えられ、全クラスでの開催が実現した。先の東日本大震災ではコースや施設も被災・被害を受けたが、修復よりも先に、緊急物資を運ぶヘリポートとして活用することを優先。多くの被災者支援に計り知れない貢献をしたことでも知られている。

■レポート
土曜日の予選はノックアウト方式が予定されていたが、午前中から雨が降ったりやんだりをくりかえす微妙な天候から、35分間の計時予選形式に変更された。今回からタイヤをブリヂストンにスイッチした柳川は、その感触を確かめるようにコースイン。
わずか3周で1分29秒307をマークしてトップに踊りでる。その後いくつかのセットを試すためにピットイン・アウトを繰り返し、金曜日に行えなかったテスト項目をクリアしていった。最終のアタックラップにわずかに間に合わず、惜しくもタイム更新こそできなかったが、決勝に向けて確かな方向性をつかみ、6番手で予選を終えた。

<決勝レース>
 2列目6番グリッドからスタートした柳川選手は、オープニングラップで伊藤選手を捕らえ5番手に浮上。4周目には予選タイムを上回るこの日のベストラップ1分28秒台をマークするも、MCシケインで一瞬の隙をつかれて伊藤(ホンダ)が前へ出る。しかし、中須賀(ヤマハ)、伊藤、そして柳川の3台はコンマ数秒差のパッケージとなってレースを展開。その後も10周近くに渡り、好バトルを繰り広げた3台だったが、17周目の3コーナーで中須賀がグラベルに飛び出しバランスを崩して転倒してしまう。危うく巻き込まれそうになった柳川は、反射的に態勢を建て直し難を逃れることができたが、壊れたマシンの破片が右手をヒットしてしまった。激痛が走った柳川だったが、レース続行に支障がないと判断し、その後もペースを崩すことなく1分29秒台の速さをキープしながら周回を重ね伊藤を追ったが、周回遅れに行く手を阻まれる格好になり、逆転するまでには及ばず。5位でチェッカーとなった。これで16ポイントを加算。シリーズポイントは63ポイントでランキング4位に浮上した。

柳川 明(5位)のコメント
「走りこむ時間がもう少し欲しかったけど手ごたえを感じたレースでした。
このレースからタイヤメーカーを変更したことでマシンの調整を一からやり直すことになったのですが、事前テストで満足できる時間を取れずに、レースウィークに突入してしまいました。予選の時点で感じたマシンの挙動を完全に解消できないままのレースとなってしまいましたが、それでも伊藤選手、中須賀選手と競り合う展開となり、以前とは違う感触をつかむことができたと思います。今回は時間不足で修正できなかった点を、この2週間で改善し、オートポリスでは表彰台圏内でバトルをしたいと考えています。」

三浦監督のコメント
「大きな変更点があり、大きく前進したレースウィークでした。事前テストで天候に恵まれず予定していたテスト項目を消化できなかったことで、一部手探りのところもありましたが、ライダーがうまくアジャストして一定の成果を得ることができました。順位には満足していませんが、はっきりとした方向性をつかめたように思います。時間不足で修正できなかった点をこの2週間で調整し、オートポリスではさらに大きな収穫を手にしたいですね。」

■ 2011年 全日本ロードレース選手権 第5戦 SUGO大会
■ JSB1000
■ 開催日:2011年8月28日(日)
■ サーキット名:スポーツランドSUGO(3.737km)

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