[YAMAHA] WMX Rd.13 イギリス フロサードが両ヒート2位で総合3位

モンスターエナジー・ヤマハのS・フロサードがイギリス・グランプリで総合3位に入った。全15戦で争われるFIMモトクロス世界選手権第13戦として開催されたこのレースで、フロサードはファクトリーYZ450FMを駆り、6度目の表彰台に立つとともに、ポイントランキングで2位に浮上した。

イギリス南部のマッテレー・バジンにあるサーキットで、フロサードは予選から良い感触をつかみ、チームにとって幸先の良いレースウイークエンドとなった。決勝日、英国の空が祝福する中でフロサードは、第1ヒートの大半をリード。2位のプC・プーセル(カワサキ)をほとんど抑えていた。フロサードは序盤にフェンスポストに接触して右側のラジエターカバーを破損。これがライディングに影響を及ぼした。フロサードはゴールまで残り4周となったところで右のタイトコーナーのブレーキングでプーセルの先行を許してしまう。フロサードは攻めに転じるが、元世界チャンピオンの後塵を拝することになった。

第2ヒートはフロサードが最初の15分をリードするが、B・マッケンジー(カワサキ)とT・レオク(TM)が絡んだ激しい転倒があり、レースは中断された。レース再開後にフロサードは3位に上がると、前を行くプーセルとの差を詰め始める。しかしA・カイローリ(KTM)が突然迫って来て先行。結局、フロサードは2位でチェッカーフラッグを受けた。

2010年MX3世界チャンピオンのC・カンパーノにより、チームは英国でフルメンバーとなった。D・フィリッパーツに代わってシーズン終盤の3戦に参加することになったカンパーノは、自己ベストタイの結果を得るという期待の持てるスタートを記した。カンパーノはモチベーションが高く、また強くアグレッシブなライダーだが、第1ヒートではいくつかの不運に見舞われた。第1コーナーでスリップし遅れるが、注目すべきラップタイムを記録しながら追い上げて15位でゴール。第2ヒートでは見事なスタートを決めると2位を争うS・シンプソン(ホンダ)に迫ってプレッシャーをかけるが早々にレースが中断。再スタートした後、カンパーノは6位に就けてそのままゴール。総合成績は10位となった。

現在、MX1世界ランキングで15位に就けているA・ボアシエールは両ヒートをそれぞれ10位と9位でフィニッシュし、今年のベストリザルトとなる総合7位を得た。

フロサードは世界チャンピオン、カイローリと82ポイント差の2位に浮上した。C・ドゥサル(スズキ)とE・ボブリシェブ(ホンダ)が負傷により残りのシーズンを欠場するため、4位のM・ナグル(KTM)に62ポイントの差をつけている。
選手権はドイツ(ガイルドルフ)とイタリア(フェルモ)の両グランプリ、そして最大獲得ポイント100を残している。

COMMENT

S・フロサード選手談(2位/2位:総合3位)
「昨日、クリストフ(プーセル)とすごいレースをしてすごく楽しかった。ここは今年最高のコースだね。第1ヒートでホールショットを奪ったけど、腕にちょっと問題があって、ポストに接触してラジエターカバーを壊してしまった。これがライディングに少し影響した。30分間レースをリードしたけど、コーナーでミスを冒してしまった。それからヒート優勝を目指して本当にハードにプッシュしたよ。第2ヒートのスタートはすごく良くて、前に出ることができたんだけど、15分が経過したところでレースが中断された。レースが再開されて僕は3位に就けていたんだけど、少しプッシュし過ぎたようで疲労を覚えるようになった。カイローリは速くて彼を捉えることはできなかった。シーズン開幕当初はGPごとに考えていたけど、今の目標は2位でシーズンを終えること。皆が行けるというのでちょっと厳しいけど、焦点を合わせて行きたいと思っている。今の状況にはよろこんでいるけど、シーズン開始時はアントニオとドゥサルに近いところに居たのに、いくつかのミスでポイントを落としてしまった。今、僕は学んでいるし、来年に向けてもっと進歩するよ」

C・カンパーノ選手談(15位/6位:総合10位)
「ハッピーだよ。第1ヒートでは第1コーナーで転倒して大きく遅れてしまったけど、いいペースをつかむことができて15位まで挽回した。バイクとコースの感触は良かったし、第2ヒートに向けてモチベーションは上がっていた。で、スタートで前に出て、3位に就けた。2位を狙える位置に居たんだけど、レースが中断されてしまった。また同じスタートができるように期待していたんだけどそうはならなかった。ゴンカルブスの後に詰まってしまって、バラガンとナグルにつかまってしまった。最後にゴンカルブスを抜いて、それからハードにプッシュしてナグルの後ろに就けたけんだど、結局抜けなかった。これは大きな前進だと思うし、バイクとこのコースが大好きだ。ファクトリーバイクと自分のYZ450Fとの違いはあまり感じなかったけど、両ヒートの終盤、コースがすごくラフになったときに他のライダーを本格的に攻めることができたし、他のライダーと比べて、自分はまだまだ限界には至ってはいなかった。プレッシャーはまったく感じなかったし、ベストを尽くした。今年は多くの問題があったし、この機会を与えてくれたことにすごく感謝している」

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