[SUZUKI] WMX Rd.12 チェコ クレメン・デサール、圧倒的な速さで総合優勝を飾る

8月7日、チェコのロケットで開催されたFIMモトクロス世界選手権第12戦で、ロックスターエナジースズキのクレメン・デサールが今季4度目の総合優勝を飾った。先週の第11戦リンブルグGPでのスティーブ・ラモンの負傷、今季欠場という残念な事態から一週間、デサールの総合優勝はチームにとっても明るいニュースとなった。

決勝レースの際には曇り空となったものの、朝に降り続いた雨により、35分プラス2周のレースは第1、第2レースともに非常にスリッピーなマディコンディションとなった。ライダーはトラクションのかかりにくい状況での追い上げとパスを強いられることとなったが、2万1000人の観客が見守る中、デサールは第1レース2位、第2レース1位の結果で、第6戦ポルトガルGP以来6大会ぶりとなる総合優勝を決めた。

第2レース、スタート直後から2番手を走っていたR・ゴンサルベス(ホンダ)のすぐ後方へ迫ったデサールは、その後レース終盤まで猛追撃を続け、ラスト2ラップでとうとうゴンサルベスをかわした。好調の波に乗ったデサールは、第2レースでも第1レースを上回る素晴らしい走りを見せ、前半トップを走っていたT・レオク(TM)をパスしてトップへ躍り出ると、確実にリードを保ってチェッカーを受けた。

また今大会からはケビン・ストライボスが、負傷したスティーブ・ラモンに代わってロックスターエナジースズキのライダーとして加入した。ストライボスは2005年と2007年に2回ほどスズキファクトリーマシンで優勝を飾っており(2005年は4ストロークモトクロッサーでのGP初優勝が話題となった)、今回もRM−Z450WSをすぐに乗りこなした。第1レースではトップグループをおびやかす積極的な走りを披露し6位でフィニッシュ、続く第2レースでは8位となり、総合6位を獲得した。

ポイントランキング2位のデサールとポイントリーダーA・カイローリ(KTM)との差は第11戦終了時点で52ポイントだったが、今回の結果によりその差は48ポイントとわずかに縮まった。ストライボスは現在ランキング13位につけており、このあとのイギリス、ドイツ、最終戦イタリアの3大会にもロックスターエナジースズキから出場予定だ。

チームは次週モルで開催されるベルギー選手権に参戦したのち、8月21日に第13戦が開催されるイギリス・マタレーベイシンへと向かう。

ライダーコメント

クレメン・デサール 第1レース/2位 第2レース/1位 総合1位
「肩のほうはどんどん良くなっているが、このコースは本当に難しく、特にパスには苦労した。少々強引な走りでも積極的に攻めて、とにかくチャンスを逃さず前に出ないと勝てない。バトルを楽しむという感じではなかった。もっとラインがあればパスするのも容易だっただろうけれど。チャンピオン争いについては、答えを出すにはまだ早い、残りの3レースに全力で取り組むだけだ。怪我を押してレースをするのは決して望ましいことではないではないけれど、チー

ケビン・ストライボス 第1レース/6位 第2レース/8位 総合6位
「とても良い感じで走れた。第1レースはスタートでタネル(レオク・TM)と接触したが大丈夫だった。その後は調子良く走ったが、トップグループと差が開いたので追い上げようと頑張った。走りがクレイジーになり過ぎてもいけないと思ったが、やはりかなり疲れた。第2レースでは第1レースほど良いスタートは切れなかった。他のライダー達がブーグ(カワサキ)をパスしていたので自分もと思い頑張ったが、残念ながらそれは叶わなかった。急遽チームに入り最初のレースで総合6位になれたのは嬉しい。これからまた練習をして、いくつかのテストをして調子を上げたい。」

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