[Kawasaki] JMX Rd.5 SUGO IA1新井は両ヒート5位、IA2三原拓也は第1ヒート3位表彰台を獲得

2011 MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第5戦SUGO大会は、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOインターナショナルモトクロスコースで開催された。これまで5月と10月の2開催が定着していたSUGOだが、今年は先の東日本大震災の影響で大幅にスケジュールが変更となり、春の大会は第5戦へと移動。NAクラス以下、国内ライダーの祭典として行われるモトクロス全国大会との併催で、真夏の8月に開催されることになった。
先の震災から5カ月が経過し、夏祭の季節を迎えた東北地方。大会期間中は土日とも午後ににわか雨が降る不安定な天候となったが、公式発表で7650の観客が訪れ汗を拭いながら真夏のレースを楽しんだ。
今シーズンのカワサキレーシングチームは、IA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也という若手中心の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SR、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRでシリーズタイトルを目指す。

■ 2011年 全日本モトクロス選手権 第5戦 SUGO大会
■ IA1 / IA2
■ 開催日:2011年8月7日(日)
■ 会場名:スポーツランドSUGO

▼IA1予選
 エントリー台数27台、出走は23台でIA1クラスは予選が中止となり、第4戦を終えた時点のランキングにより新井は3番グリッドから決勝レースに臨む。

▼IA1決勝第1ヒート
 まずまずのスタートでオープニングラップを4番手でクリアした新井は、3周目に自身のベストタイムをマークするが、そこからペースを上げることが出来ず、7周目には熱田孝高(スズキ)の先行を許し5番手に順位を落としてしまう。中盤以降もリズムに乗れず徐々に単独走行となってしまった新井は、最後まで確実に周回を重ね5位でフィニッシュ。このヒート、グリーンクラブ ジュニアライダースの勝谷武史が新井に続く6位、グリーンクラブ TEAM TAKASEの田中教世は8位、グリーンクラブ JUDGEMENTの沼田誠司は10位でチェッカーを受けた。

▼IA1決勝第2ヒート
 オープニングラップ5番手で戻ってきた新井は、4周目に増田一将(ホンダ)、6周目には平田優(ホンダ)をパスし3番手に浮上。直後、熱田孝高(スズキ)の先行を許し4番手に順位を下げた新井は、レース半ばの9周目に自身のベストタイムをマークし追撃を図るが、逆に後半追い上げてきた勝谷の先行を許し5番手に後退する。このヒートも思うようなペースに持ち込めないまま苦戦を強いられた新井は、後半再び単独走行となるが最後まで走りきり5位でチェッカー。このヒート勝谷は3位まで追い上げ表彰台を獲得。田中は6位、沼田は11位でフィニッシュした。

▼IA2予選
 土曜日に行われたIA2予選、A組に出場した三原はイン側のラインで前に出ようとするが1コーナー進入でバランスを崩し転倒、最後尾からの追い上げを強いられる。1周目、8番手でコントロールラインを通過した三原はさらにひとつ順位を上げ7位でチェッカーを受け13番手グリッドから決勝に臨むことになる。カワサキ勢ではグリーンクラブ ジュニアライダースの中村友則がB組トップで2番グリッド、グリーンクラブ TEAM TAKASEの星野 裕は3番、グリーンクラブ TEAM TAKASEの加藤吏一は12番グリッドを獲得し決勝へと駒を進めた。

▼IA2決勝第1ヒート
 スタートで集団に飲み込まれた三原は8番手で1周目のコントロールラインを通過。序盤、着実に順位を上げ5周目に星野裕をパスし4番手に順位を上げた三原は、7周目に田中雅己(ホンダ)をパスし3番手に浮上。後半更に追撃を続け先行する2台に迫ろうとした三原だったが、あと一歩届かず3位でチェッカー。三原は今季8度目の表彰台登壇を果す。三原に続き星野裕が4位、加藤は8位でフィニッシュ。1周目に転倒した中村は15位でチェッカーを受けた。

▼IA2決勝第2ヒート
 不利なポジションから鋭いスタートを見せた三原は、井上に続く3番手で1周目のコントロールラインを通過。2周目井上をパスし2番手に順位を上げた三原だったが、昼に降ったにわか雨の影響で滑りやすくなった路面に苦戦し、3周目には星野優位(ホンダ)、4周目には中村の先行を許し4番手に順位を落としてしまう。レース中盤の8周目、序盤トップを走行していた黒澤良太(ホンダ)をパスした三原だったが、渡辺 学(ヤマハ)の先行を許し、順位は4番手のまま。中盤以降徐々にリズムを掴みラスト2周で自身のベストタイムをマークした三原は、なんとか表彰台の一角を得ようと更に追撃を試みるが、2、3位と僅差の4位でフィニッシュ。このヒートは1周目7番手から追い上げ8周目にトップに立った中村が優勝した。

新井宏彰(5位/5位)のコメント
 「自分らしいレースを見せることが全く出来ませんでした。東北のファンにいいところを見せたかったが、コースを攻め切ることが出来なかった。リザルトの浮き沈みが大きくなっていることは自覚しています。夏のインターバルに一旦リセットして、後半戦は自分らしい走りでまず2勝目を目指します。必ず前の二人に追い付いて見せます。」

三原拓也(3位/4位)のコメント
 「予選で2度も転倒してしまい、正直不安を抱えて決勝日を迎えました。でもスタッフがマシンを合わせてくれたし、朝の練習走行ではトップタイムをマークすることが出来て、気持ちを切り替えてレースに臨むことが出来ました。ヒート1は前半追い上げて、目標とする最低ラインをキープ出来た。ヒート2は序盤、順位を上げることが出来たが、ウェットコンディションは正直苦手で走りが固くなってしまいました。それでも後半ペースを上げられたことは収穫だったと思います。中村さん始めみんな速いのは分かっています。だからこそその中で勝ちたい。ネイションズ出場が決まったので、次の名阪で勝って自分が1番速いということを証明し、いい状態で臨みたいと思っています。」

田澤監督のコメント
「三原のヒート1はスタートで遅れながらも追い上げのレースで表彰台を獲ることが出来た。逆にヒート2は力み過ぎたと思います。新井は追い上げが効かず、走りにも彼らしい切れが感じられなかった。どんなコンディションや展開でも常に自分のペースに持ち込めるようにしなければ前の二人とは勝負にならない。課題も見つかったし、夏のインターバルはマシンを煮詰め、乗り込みを行って、調子を上げて後半戦、そしてネイションズに臨めるようチーム一丸となって取り組んでいきます。」

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