[HONDA] WMX Rd.9ドイツ バブリシェフがグランプリ初優勝達成!

Honda World Motocross Teamのイブジェニー・バブリシェフが、自身初のグランプリ優勝を遂げてポディウムの最上段への登壇を果たしました。2011年FIMモトクロス世界選手権全15戦からなるシリーズも、残り少なくなった第9戦ドイツGP。ドイツのトイチェンタルにあるタルケッセル・サーキットに詰めかけた4万人の大観衆が見守る中、ロシア人のバブリシェフはワークスマシンのCRF450Rを駆り、優勝/優勝という輝かしいリザルトを残しました。

最近のテストでつかんだ改良点をすべて注ぎ込んだファクトリーマシンを駆り、バブリシェフは土曜の予選レースを2位で通過。決勝では好スタートを決め、レース1でMX1クラス2年目にして初優勝を飾り、さらにレース2も制覇して総合優勝まで手に入れました。

イタリアをベースとする同チームが荒れた難しいトイチェンタルで優勝するのは、2005年のミカエル・ピション以来、ほかのGPの優勝では2008年以来のことです。またMX1におけるロシア人ライダーの優勝は31年ぶりの快挙です。

2013年までHondaと契約している23歳のバブリシェフは、レース1でシチリア島出身の世界チャンピオン、アントニオ・カイローリ(KTM) を破り、レース2も僅差で退けました。グランドスタンド前で繰り広げられた最後のバトルによって、観衆の興奮は最高潮に達しました。

チームメートのルイ・ゴンカルベスは、先週のスウェーデンGPよりも体調が回復していましたが、ベストコンディションにはあと一歩でした。それでもポルトガル人のゴンカルベスは、積極的なスタートから7位/4位でフィニッシュ。総合では4位となりました。

LS Honda Racingのケン・ド・ディッカーは、対照的にスタート失敗を繰り返し、序盤の数周でトップ10を狙えるポジションまで食い込むようなダッシュを見せなければなりませんでした。ベルギー人のド・ディッカーが最後に優勝したのは、ヤマハに在籍していた2010年のトイチェンタルで、今回のレース1ではアグレッシブに攻めてクレモン・デサール(スズキ)と競り合って6位入賞。レース2では5位に入り、総合6位以内に入賞した3台目のCRF450Rとなりました。

チームメートのショーン・シンプソンは、土曜に見せたトップ10並みのスピードに好感触を得て、日曜の決勝では11位/12位でした。

MX2クラスでCRF250Rを走らせるスウィアン・ザノーニ(Honda World Motocross Team)は、レース1のクラッシュで左手の指を負傷する災難に見舞われました。ガッツあるブラジル人のザノーニは、レース2のサイティングラップに臨みましたが、激痛によりスタートラインに並ぶことを断念しました。

バブリシェフはMX1ランキング上で大きく躍進し、現在3位に32ポイント差と迫る4位に浮上しました。ゴンカルベスは7位、ド・ディッカーは11 位、シンプソンは15位となっています。第10戦ラトビアGP決勝は7月17日にケグムスで行われ、その後にはベルギー、チェコ、イギリスでのグランプリが控えています。

コメント

エフゲニー・バブリシェフ (MX1 優勝/優勝 総合優勝)
「表彰台の中央に立ってロシア国歌を聞くのは、何とも言えない最高の気分です。内面ではすごく興奮して泣きたいくらい。グランプリで優勝経験のあるライダーなら誰でも、初優勝したばかりの私の気持ちがわかるでしょう。残り10分の段階でアントニオ(カイローリ)が接近してくるのが分かったので、準備は怠りませんでした。少しナーバスになりましたが、力強くふんばれたのでレースに勝つことができました。先週はテストをたっぷり行いました。マシンに乗るのが難しい日もありましたが、今ではとても乗り心地がよくなり、走るのが楽しくなりました。次回のケグムスに向かって、すごくモチベーションが上がっています」

ルイ・ゴンカルベス (MX1 7位/4位 総合4位)
「今日はまずまずでした。医師と物理療法士に会って問題に取り組んだので、まだ100%ではないけれど、かなりよくなりました。成績についてはおおむねハッピーです。特にレース2には満足しています。少しずつですが、自分が走りたいように走れるようになってきました。ラトビアまでにすべてが解決することは難しいだろうけれども、この身体の問題に取り組むつもりです。スウェーデンの時と比べると改善された実感があるので、同様に進んでいきたいです」

ケン・ド・ディッカー (MX1 6位/5位 総合6位)
「最初の数周はとてもアグレッシブに攻めなければいけないのに、誰かのうしろにつくと巻き上げられる砂じんで前が見えませんでした。トップグループまで浮上すると、抜きにくくて難しくなりました。レース1の大部分においてデサールに前を塞がれました。自分が速いセクションもありましたが、それ以外では彼が速くて逃げられました。それについてはどうしようもありませんでした。レース2でもスタートに失敗しましたが、最初の10分間は激しく攻めました。そのあとは、前のライダーを追い詰めることはできませんでした。堅実なリザルトに喜ぶべきかもしれませんが、今はまだ満足できるポジションに到達していません。スタートをうまく決められたら、上位に食い込めるはずです」

ショーン・シンプソン (MX1 11位/12位 総合11位)
「もっと上にいけた気がします。今年の目標はトップ10を2回続けることですが、いまだに実現できていません。だけどポジティブな見方をすれば、昨日はスピードがあったし、その点ではうれしく思っています。MX1クラスで大事な要素であるスタートはまだよくありません。両レースとも1周目は8番手辺りで、レース2ではペースをつかめずにもいました。少しポジションを下げましたたが、終盤に何人か抜いてばん回できました。すばらしい週末ではなかったものの、トップ10に近いリザルトを2個残せました。自信をつけてスマイルを忘れないようにしたいです」

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