[SUZUKI] WMX Rd.8 スウェーデン スティーブ・ラモン、ベテランらしい走りで総合5位を獲得

7月3日、温暖な気候に恵まれたスウェーデン・ウッディバラのテクニカルなコーストラックで開催されたFIMモトクロス世界選手権第8戦、ロックスターエナジースズキはスティーブラモンが総合5位と健闘、クレメン・デサールは総合7位を獲得した。デサールは両肩と膝、さらに左手を痛めていながらも、怪我のハンデを感じさせない見事な走りを見せた。

この日はおよそ2万4000人の観客が、広大な丘に広がる観戦エリアを埋め尽くした。丘の上からは、コーナーの多いスリッピーなコーストラックの全容を俯瞰で見渡すことができる。ライダーにとっては、良質の土の下に潜む固い路面を攻略するためのタイヤセッティングが勝敗を分ける重要なポイントとなった。ラモンにとってウッディバラでのGP出場は6度目となり、過去には5回表彰台へ上がった相性の良い会場だが、今回のレースでの表彰台は残念ながら叶わなかった。第1レース、ラモンは第2コーナーでのA・カイローリ(KTM)の転倒に巻き込まれた形となり、トップグループから大きく遅れてしまう。その後は計6台での3番手争いを繰り広げ、最後は6位でフィニッシュした。午後の第2レースでもラモンは5位、総合でも5位を獲得した。

一方チームメイトのクレメン・デサールは、先週末のレースで右肩を脱臼しており、厳しいレースになることが予想された。そして予選では第1コーナーでの転倒があり19位となり、その際に左肩も痛めてしまう。さらに決勝日の公式練習で右膝を負傷、デサールにとってかなり深刻な事態となった。しかしながらそんな逆境を若さで跳ね返すように、デサールはトップ10圏内を守り、第1レースはラモンと競り合うシーンもあり8位、第2レースではさらにスムーズでスピードあふれる走りを見せ7位でフィニッシュ、総合でも7位を獲得した。開幕まもない第3戦から前大会までポイントリーダーに君臨していたデサールだが、今大会の結果により現在312ポイントでランキングは2位へ、しかし1位との差は僅か10ポイントにとどまる。ラモンは現在180ポイントでランキング9位につけている。

次週は第9戦ドイツGP、さらに第10戦ラトビアGPと3週連続でのレース開催となる。

クレメン・デサール 第1レース/8位 第2レース/7位 総合7位

「怪我については、レースウィークの金曜はまだはっきりせず、土曜の状態で様子を見ようということになっていた。最初はやはり走りに違和感もあったが、徐々に調子が出てきたようだった。しかし予選で、負傷している右肩から転倒してしまい、それを庇いながら走るうち、大きなギャップでのブレーキングをミスして反対側の左肩も痛めてしまい、右肩よりもさらに激しい痛みに見舞われた。そして今日は朝の練習走行の転倒で膝も痛めてしまった。決勝を前に悪いことばかり重なって、自分は一体何をやっているんだと呆然としたが、決勝はとにかくベストを尽くして頑張ろうと決めて、8位と7位、ポイントは取れたけれどまったく不甲斐ない結果となってしまった。先週から怪我続きで冴えないので、ドイツGPへ向けてきっぱりと気持ちを入れ替えて取り組みたい。」

スティーブ・ラモン 第1レース/6位 第2レース/5位 総合5位

「今日は納得のいくレースができた。もっと上位も狙えたかもしれないが、今日の結果には満足だ。スタートからもっと前に出なくてはいけないけれど、第1レースでは第2コーナーでのクラッシュに巻き込まれ、コースアウトして順位を落とした。トップグル−プからは完全に離されてしまったし、追い上げには苦労したが、走りのリズムを掴んでとにかくレースに集中した。第2レースはずっと良い感じで走れたし、何台かと激しく競り合った。後半は少し疲れたが、スピードは落ちなかった。もう少しというところでポディウムは逃したが、このあと続く2連戦に向けて、今日のレース内容は自信につながった。」

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