[KAWASAKI] JRR Rd.3 もてぎ 第1レースで、今シーズン最高位の4位を獲得。確かな手ごたえを感じる走りで第2レースも5位入賞

全日本ロードレース第3戦は、栃木県にあるツインリンクもてぎサーキットで開催された。初戦の鈴鹿、第2戦のオートポリスが「2&4」の開催だったため、GP-MONOからJSB1000まで全クラスが勢ぞろいするのは今シーズン初。先の東日本大震災でコースにも大きな被害をこうむったサーキットだったが、大規模な路面張替え工事を急ピッチで行い、今シーズン初の公式レース開催を迎えることができた。

真夏の太陽が降り注ぐ中で行われた公式予選はノックダウン方式。40分間の第1セッションで、決勝レース1のグリッドが決められ、続く第2セッション、第 3セッションのリザルトで、第2レースのグリッドが決定される。使用できるタイヤは2セット。ハードブレーキングを求められるコースに対し、柳川は序盤から積極的にタイムアタックに入っていった。数回のピットインを繰り返しながら、フロントサスを調整した柳川は確実にタイムアップ。1分52秒469の5番手タイムで第1セッションを終了した。ひとつの方向性を見つけた柳川は、第2セッションでもコンスタントに周回を重ね、安定した速さで1分52秒569で第3セッションに駒を進めた。日曜日第2レースのグリッドを決める第3セッションの参加台数はわずかに12台。柳川は1分51秒344の5番手でセッションを終了した。

<決勝レース1>
初夏の太陽がコースを照らした日曜日の朝だったが、第1レースが開催されるころになると西の空に黒い雲が現れ、ぱらぱらと雨粒が落ち始めた。が、雨はすぐにあがりドライコンディションでのレースとなった。2列目中央からのスタートとなった柳川は、ひとつポジションを落としたもののすぐさま取り返し、オープニングラップを5位で通過する。序盤の柳川のペースは1分52秒台を切り、レース前に想定していた51秒台をキープ。レース折り返しの9周目に2位走行中の加賀山(スズキ)がS字セクションで単独転倒すると、柳川はひとつポジションをあげて4位に浮上する。

10周目に入ると柳川は自己ベストタイム1分51秒747をマーク。タイヤのポテンシャルが落ち始める後半になっても51秒台を記録するなど、表彰台圏内まであと一歩のポジションをしっかりキープ。上位とのギャップをつめようと試みたが、残り数周あたりで違和感を感じ始めていたリアタイヤのバイブレーションが顕著になりはじめ、危険回避のためペースを大きく落とした。それでも後続とのアドバンテージは10秒以上と大きく、今シーズン最高位の4位でチェッカーを受けた。

<決勝レース2>
午後から行われた第2レース。柳川は第1レースと同じポジション2列目中央の5番グリッドからのスタートとなった。気温は32度と第1レースとさほど変わらなかったものの、路面温度は50度に迫ろうという過酷な条件でのレースとなった。スタートを決めた柳川は、1コーナーで高橋(ホンダ)をとらえてひとつポジションを上げた。が、3コーナーへの進入で高橋にインをつかれ、オープニングラップはグリッドどおりの5位で通過。2周目に1分51秒845をマークした柳川だったが、厳しい路面条件の影響か、序盤でのペースが思うように上がらず、ポジションをキープしたまま1分52秒台前半で数周回をラップ重ねる。ところが折り返しを過ぎたところで、柳川は再び1分51秒台をマーク。さらに11ラップ目には1分51秒896を出すと、粘り強い走りで数周にわたって51秒台をキープする走りを展開。周りのライダーが大きくペースダウンする終盤にも、再び51秒台をたたき出すなど、トップと変わらぬ速さを見せつけた。惜しくも第1レースの結果には及ばなかったものの、レースタイムは第1レースを上回り、確かな一歩を踏み出すことができた。獲得ポイントは16。第1レースとあわせて34ポイントを積み重ねて前半戦を終了した。

柳川 明(4位/5位)のコメント

「順位よりも大きな収穫を手にしたレースでした。
クラッチに違和感を感じたままの第1レースでしたが、まずまずのスタートが切れポジションをキープする走りができました。スタート直後は思うような走りができませんでしたが中盤以降はタイヤの特性とスライドコントロールのイメージが決まりだして、ペースアップ。終盤でリアタイヤにバイブレーションが発生したため、ペースダウンせざるを得なくなりましたが、無理せず完走を第一目標に走行。4位でフィニッシュできました。
第2レースは5位とポジション的にはひとつ落ちましたが、想定していたイメージに近いレースができただけでなく、レースタイムも第1レースよりいい結果が残せ、相応の手ごたえを得ることができました。最終ラップまでずっと同じようなペースで走行できたことも大きな収穫だと思います。でも、次は必ず表彰台を奪いに行きます。」

三浦監督のコメント

「マシンとタイヤのマッチングに手ごたえを感じたレースでした。
確実に前進したレースでした。第1レースでは小さなトラブルが発生してしまい、追い上げのチャンスを逃してしまいましたが今シーズン最高位の4位を獲得。その第1レースの反省をステップに臨んだ第2レースでは、柳川選手のイメージする走りに近づくことができたと思います。まだまだペース的には満足できませんが、取り組んできたことが着実に成果として見えてきていることはチームにとっても大きな自信となっています。後半戦まで少し時間があるので、さらに大きな飛躍を目指してがんばります。」

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