[YAMAHA] WGPオランダ 1日目 「YZR-M1 WGP参戦50周年記念カラー」アッセンを走る

アッセンで行われたフリープラクティス初日は、前回のシルバーストーンと同様の天候コンディション。ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソとB・スピースは、ヤマハのレース参戦50周年を記念して特別に用意された赤と白のカラーリングで初めて走行したが、雨に見舞われた午前中のセッションでともに転倒を経験することとなった。

第2セッションに向けてマシン・セッティングを整えて準備していたが、モト2クラスのプラクティス・セッション中にコース上に1kmにもわたってオイルが出るアクシデントがあり、その後は走行不可能とされてコースが閉鎖。モトGPの第2セッションは中止となった。これによって明日の午前中に予定されているフリープラクティス最終セッションは、90分間に延長して行われることとなった。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローが第1セッションで6位獲得と健闘。前回のホームGPで鎖骨を骨折したばかりのクラッチローだが、痛みをこらえながら見事な走りが見せ、1分50秒386の好タイムをマークした。第2セッションではさらにペースをあげて行こうというところだったが、サーキット・スタッフの努力にもかかわらずコースの準備が間に合わずキャンセルとなってしまった。一方、チームメイトのC・エドワーズは今回もウエット・コンディションでのスキルを発揮して8位を獲得。カタルニアでの怪我をまだ完治していないなかで1分50秒968を記録した。明日も雨が予想されているが、ウエットのセッティングをさらに煮詰めていくことに意欲を見せている。

コメント

J・ロレンソ選手談(初日総合5位/1分49秒995/12周)
「午前中の数ラップでウエットコンディションのためのデータを得ることができた。でも運悪くモト2クラスのライダーたちがオイルをまいてしまって、僕らのフリープラクティス開始までにコースがクリアにならなかったんだ。結局、合計で12ラップしかできなかったけれど、それだけでもウエットの感触を知るには十分だったよ。50周年記念の特別のカラーリングでここを走るのは、とてもいい気分。だから何としても好成績を残したいんだ。そのためには明日以降も、いつものようにベストを尽くしていくよ」

B・スピース選手談(初日総合10位/1分51秒590/15周)
「午前中はいい走りができたよ。シルバーストーンでは転倒してしまったけれど、今日またレイン・コンディションを走って、自信をとり戻すことができた。本当に気持ちよく乗れていたけれど、ただ限界まではプッシュしなかったんだ。いずれにしても、今週はこのあともたくさんレイン・コンディションを走らなければならないだろうね。終盤でセッティング変更を行って、それで1ラップだけ走って、それがファステストタイムになった。だからこのマシンが順調に走ってくれると確信できたんだ。先週は壁にぶつかってしまったようになったけれど、今日のこのセッションで壁を乗り越えられた気がしているよ。だから明日からまた新しいスタートだ」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談
「アッセンで初めてのプラクティス、そして典型的アッセン・ウエザーだ。ホルヘはシルバーストーンでの転倒もあったので、ウエットでの走りが課題になっていたが、今日は早くも自信をとり戻しており十分に対処することができた。今日の時点で5位は、とてもいい結果。マシンの手応えも十分だ。ただコースが滑りやすく、とくにコーナー進入が問題。アッセンはいつもならグリップがいいので奇妙なことだが、おそらく以前よりも4輪のレースに使われることが多くなっていることが原因だろう。午後のセッションが中止になってしまったのは残念。でも思い返してみれば、去年も3セッションしかできなかったのだ。少なくとも1回はドライで走らせたいし、ファンのためにも決勝も晴れてほしいと願っている」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談
「天候には恵まれなかったが、ベンはシルバーストーンでの転倒をすでに克服しており、今日はこのことに大きく意味があった。明日のフリープラクティスは時間が延長されたので、そのなかで何とか遅れを取り戻していきたい。そして午後からの公式予選ではベンとホルヘにいいマシンを用意できると確信している。マシンをチームウエアの赤と白のカラーリングがとても素晴らしく、この特別な時間にチームの一員でいられることを誇りに思っている」

C・クラッチロー選手談(初日総合6位/1分50秒386/13周)
「今日の走りには満足しているよ。僕にとっては雨が味方してくれた感じだね。もしドライだったら、とくに高速シケインの入り口でマシンの向きを変えるところなんかが厳しいと思うんだ。最終シケインは右から左へ振らなければならないので、肩への負担がますます大きくなってしまう。まだ痛みがひどいと慎重になって、スピードが上がってくると抑えなくちゃいけないと思ってしまうんだ。ウエットならそれほどでもないけれど、そうだとしても慎重に走らなければいけない。だって転倒は避けなければいけないからね。マシンについてはリアのグリップに少し不安があるれど、原因がわからないから、どう対処したらいいのかわからない状態。路面が滑りやすかったことは確かだけれど、とにかくコーナー進入でのグリップを上げていかないとだめだと思う。正直に言えば、このままずっと雨になればいいと思っているよ。そのほうが僕にとっては助かるんだ。もしドライだったら、鎖骨にプレートとねじを入れている僕には26周は長すぎるかもしれない。でもそうだとしても、いつもと同じようにベストを尽くすよ」

C・エドワーズ選手談(初日総合8位/1分50秒968/15周)
「シルバーストーンで表彰台にのぼったときと同じようなセッティングに戻したら、とても好調だった。最初の15分は、それよりももっといいだろうと思われる雨用のセッティングを試したんだけれど、期待したような成果が得られなかった。リア・グリップがもう少し欲しいところだったけれど、それによってマシンがナーバスになりすぎてしまって、前回みたいに気持ちよく走ることができなかった。これで時間に少し無駄にしてしまったわけなんだけれど、セッティングを前の仕様に戻したら、いつも通りにプッシュしていくことができるようになったよ。身体の状態はとてもいい。鎖骨はほとんど問題ないし、肋骨まわりの筋肉のダメージも痛みがだいぶん少なくなってきた。昨晩はくしゃみをしても泣かずにすんだくらいだから、もう心配ないよ」

関連記事

編集部おすすめ

  1. エッジの効いたラインとスパイダーメッシュ柄 アライは、機能に徹したスタンダードフルフェイス…
  2. サーキット直系のクオリティーをストリートで! アクラポビッチは、ニンジャ1000(Z100…
  3. 欲しいバイクがきっと見つかる!「ウェビックバイク選び」のスタッフが試乗して「普通のライダー目線」のレ…
  4. 【 Webikeニュース編集部 】 初代GSX-Rが発売されてから33年目、6代目のGSX…
ページ上部へ戻る