[SUZUKI] WMX Rd.7 スペイン デサール、5大会連続でポイントリーダーに君臨

6月19日、スペイン・ラバニェサで開催されたFIMFIMモトクロス世界選手権第7戦、ロックスターエナジースズキのクレメン・デサールは、ワークスマシンRM−Z450WSとともに第2レースを劇的な走りで3位フィニッシュ、この日の総合4位を獲得する活躍を見せた。

GP会場となっている世界各地のレーストラックの中でも、ラバニェサは特に周回タイムが短く、コース幅が狭く細かいコーナーの連続するコースレイアウト。土は石を多く含み、固い路面に深いわだちができやすいのも特徴だ。ジャンプとコーナーがめまぐるしく連続しているため相手をパスするチャンスが少なく、ライダーにとってはスタートから第1コーナーまでの走りが、その後の順位を大きく左右する。1万6千人の観客が、そんなコンパクトなラバニェサのコースサイドを埋め尽くした。

デサールは惜しくもポディウムを逃したものの、それはまだ今シーズン2度目の結果に過ぎず、35分プラス2周の2レース共に、目の離せないドラマチックな走りで総合4位を獲得した。第1レースでは、D・フィリッパーツ(ヤマハ)と4位争いを展開中にコースアウト、その際リアタイヤにフェンスネットがからんだ。レース続行はできたものの、リアブレーキが効かない状態で後半を走らなければならなかった。さらに第2レースでは、スタート後まもなくS・フロサード(ヤマハ)と衝突して一時は14番手まで順位を落としたが、そこから猛烈な追い上げを展開、ラスト1周でフィリッパーツをパスして3位に上がりフィニッシュするタフな走りを見せた。この結果、ポイントランキングでは依然としてデサールがトップを守っている。

チームメイトのスティーブ・ラモンは、第1レース6位、第2レースは12位で総合11位を獲得した。先週、ポルトガルGPの第2レースで転倒した際に足の付け根を捻挫したラモンは、この日のレースで再び同じ場所を負傷、痛みをこらえながらもみごとに走りきった。

デサールは第3戦アメリカ大会から連続してポイントランキングトップをキープしており、現在ランキング2位のカイローリに1ポイントリードしている。ラモンは現在ランキング10位につけている。

チームは次週トングレンでおこなわれるベルギー選手権第4戦に出場、その後は7月のスウェーデン、ドイツ、ラトビアのGP3連戦へと向かう。

コメント

クレメン・デサール 第1レース/5位 第2レース/3位 総合4位
「今日は本当に苦しいレースだった。スタートも良く、その後スピードにも上手く乗れていたが、デイビッド(フィリッパーツ)をパスしようとして2回ミスをして、リアにフェンスネットをからめてしまった。そのせいで、レースはあと20分と2周残っていたが、リアブレーキが全然使えなくなり、そこからはとにかくベストを尽くしてフィニッシュまで頑張った。第2レースはスタートが良くなかったし、アッと思った瞬間にフロサードとぶつかった。コーナーのアウト側のラインを行ったがトラクションせず、フロントを取られた。それからゴールまではひたすら追い上げに徹して、その結果3位まで上がることができて満足している。このコースは追い抜ける場所が少ないが、最終ラップでデイビッドをパスするラインを見つけた。このあとのGPコースにはより期待できるし、自分自身の体調もとても良い。今日はマシンもセッッティングの必要もないくらい最高の状態に仕上がっていた。」

スティーブ・ラモン 第1レース/6位 第2レース/12位 総合11位
「今日の結果には満足していない。第1レースはOKとして、第2レースもさらにスタートが上手くいき4番手についた。が、コーナーでフロントが流れ、バランスを取ろうと足を出した際に再び先週と同じ足の付け根を傷めてしまい、激しい痛みに襲われた。厳しい状況でベストを尽くしたが、結果には満足していない。深いわだちも多く、苦戦した。足が早く治るよう、ベルギーに戻ったら治療したい。順調に回復してベルギー選手権に出場したい。」

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