国土交通省、自動車のバッテリー等の誤った取り付けによる火災に注意!

平成21年度において自動車メーカーから国土交通省に報告された自動車の不具合の事故・火災情報(事故171件、火災1,053件)の中で、バッテリー付近から出火した車両火災の情報は98件であり、要因別ではバッテリー交換作業に起因すると推定される火災28件、後付け電装品を不適切に取り付けたと推定される火災28件と二つの要因によるものが最も多く発生している。

また、国土交通省による再現実験の結果、以下の事が確認された。

1)バッテリー固定金具取付け用ナットの締め付けが不十分な場合、走行時の振動や衝撃又は旋回時の遠心力によって固定金具が移動し、バッテリーターミナルと接触してショートする時に発生する火花がターミナル部のグリースやカバーに引火、その後数十秒と短時間で火災に至る結果となった。

また、バッテリー端子取付け用ナットの締め付けが不十分な場合には、端子部からスパークが発生し、数分から数十分で火災に至るものがあることが確認された。

2)ヘッドランプのバルブの中には点灯時に表面温度が約540〜640℃となるものがあり、取付けが不適切な場合に正規の位置から外れたりして周囲の部品と接触して発煙や火災に至る結果となった。

3)電線(ハーネス)の配線が不適切と推定される事例には、ヒューズを使用せずにバッテリー端子に直接接続する場合が推定され、その場合であって車体の縁端部や他の電装品に電線(ハーネス)が接触して被覆が破れてショートすると10秒経たないうちに過熱して火災に至る結果となった。ヒューズを使用した場合、通常はヒューズが溶けて電流が遮断され火災に至らないが、ショートの仕方によっては流れる電流が小さくヒューズが溶けずに数十分後にショート箇所から火災に至る可能性があることが確認された。

<ユーザー等への注意事項>
●バッテリー固定金具やバッテリー端子取付け用ナットは工具を使ってしっかりと締め付けて固定すること。
●端子位置が逆、あるいは固定出来ないようなサイズのバッテリーを使用することの無いように、車両にあった型式のバッテリーを選定すること。
●サイズの合わないヘッドランプバルブを使用しないこと。
●後付け電装品の配線には適切なヒューズを取り付け、車体の縁端部や他の電装品と接触するような配線とならないように注意すること。

<参考>
・[PDF]自動車の不具合による事故・火災情報における 車両火災に関する調査実施報告書
・[PDF]事故・火災情報の統計結果について(平成22年)

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