[SUZUKI] WMX1 Rd.4 クレメン・デサールが今季3度目の表彰台を獲得

 5月22日、ブラジル・インダイアトゥーバで開催されたFIMモトクロス世界選手権第4戦で、クレメン・デサールが総合3位を獲得し、今季3度目となるポディウムに上がった。晴天の下、セクションの連続に繊細なライディングが要求されるインダイアトゥーバのコースで、RM-Z450WSを駆るデサールは決勝2レースともに見事な走りを披露、この日グランドスタンドを埋め尽くした2万6000人の観客の前で、ポイントリーダーとして主役的存在感をアピールした。全15戦中4戦を消化した現在も、依然としてランキングトップを快走している。
 インダイアトゥーバは全体にタイトで至るところにコブがあり、ジャンプセクションも多い。先週末、デサールが今季2勝目を挙げたグレンヘレンに比べるとコース全長は短く、凝縮したようなレイアウトが特徴。絶え間なく連続するジャンプとターンに、暑い気候が相まって、会場はいかにも陽気なブラジル大会らしい雰囲気にあふれた。
 決勝前日の土曜日、デサールは公式練習で最速ラップタイムを出しながらも、予選ではミスが続いてまさかの12位に終わるという、波乱含みの始まりだった。一方、チームメイトのスティーブ・ラモンは予選を6位で終了した。
 決勝日の第1レース、デサールはトップ争いで激しいバトルを繰り広げる3台に続いて、終始4番手の位置で耐えるように、粘り強い走りに徹した。時には4番手から2番手に浮上する一場面もあったが、その後の下りセクションで痛恨のミスがありコースアウト、再びスタートゲートを通ってのコースインを余儀なくされた。続く第2レースでは順調なスタートから、フィニッシュのテーブルトップジャンプでA・カイローリ(KTM)パスするとトップに立ったデサールだったが、次のコーナーをあまりにハイスピードで突入したためにバンクで転倒を喫してしまう。先週22歳の誕生日を迎えたばかりの若きデサールは第2レースも4位でフィニッシュ、S・フロサードを5位に押さえたことで総合3位を獲得した。
 一方、元ワールドチャンピオンのスティーブ・ラモンは力強く積極的な走りで、第2レースではデサールの前でフィニッシュ、今シーズン初の3位となる大健闘を見せた。第1レースでは7位となり、この日の総合5位を獲得した。
 現在164ポイントを獲得してランキングトップをゆくデサールは、2位のナグルに11ポイント差をつけており、ラモンはランキング10位につけている。
 ロックスターエナジースズキは、2週間後の次戦フランスGPへと向かう。第5戦フランスGPは、9月のMXオブネイションズの会場でもあるセントジーンダンジェリーで開催される。

コメント
クレメン・デサール
第1レース/4位 第2レース/4位 総合3位
「今日のコースはかなり難しかった。登りのあるコースではスタートが重要になるので、決勝で良いゲート位置を取れるように予選を頑張ったが、3回も転倒して12位だった。予選でそんなミスをしたので、決勝では同じことを繰り返さないよう自分に言い聞かせた。第1レースはスタートで上手く出れず、それでもとにかく頑張って追い上げた。なのにピットレーン脇で大きくミスしてしまい、まったくもって戦意喪失だった。第2レースでは、 トニー(カイローリ)と競り合って、自分が前に出た。フィニッシュのテーブルトップを飛んでから少しラインを変えようと考えたのだが、コーナーを回りきれず転倒した。再スタートして4位まで追い上げたので、総合ポイントでポディウムに立てた。決して最高の出来とは言えないが、まあ良かったと思いたい。」

スティーブ・ラモン
第1レース/7位 第2レース/3位 総合5位
「今日の結果には満足している。第1レースはあまり思わしくなかった。調子は良かったのだが、スピードに乗れず、スタートから苦戦した。どうにか7位でフィニッシュしたが、次は必ずもっと行けると確信した。 第2レースではスタートも出れたし、トップグループのスピードについて思い通りの走りができた。体力的にまだ本調子ではないのでラスト3周のあたりで疲れを感じたが、とにかく第2レースは納得のいく結果が出たし、これからもトップバトルに加わる走りがしたい。」

関連記事

編集部おすすめ

  1. 冬の美浜町を楽しめるチャリティーイベント いろいろな乗り物に乗ったサンタクロースが愛知県の…
  2. 話題のニューモデルが集合! カワサキモータースジャパンは12月9日から10日の二日間、大阪…
  3. 【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】 カワサキ往年の名車、Z1をオマージュした新…
  4. ヤマハ発動機は、フロント二輪※1のオートマチックコミューター「TRICITY(トリシティ)1…
ページ上部へ戻る