[YAMAHA] JTR Rd.1 黒山健一、開幕戦から圧勝!野崎は3位

東日本大震災の影響により第1戦関東大会と第2戦近畿大会が中止となり、第3戦目で予定されていた九州大会が開幕戦となった。全日本トライアル選手権としては、2年目の会場となる熊本県のタナカ森林農場で開催。義援金募金活動を取り入れた復興支援チャリティー大会として開催された。

国際A級スーパークラスはタイトル奪還、10度目のタイトル獲得をめざす黒山健一が、全5戦となったシリーズ戦で開幕ダッシュを果たせるか注目された。競技は九州独自の試み(2年目)としてまず予選が行われ、3時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップ。その後インターバルをはさんで上位15名(国際A級スーパークラスは出走9名全員)が決勝に進出、1時間30分の持ち時間で8セクション(第5セクションと第7セクションがキャンセルされた)を1ラップした。とりわけ今回新たに開拓された第7・第8・第9セクションはそれぞれ見上げるような岩盤上り、ヒルクライム、海岸沿いの岩場等に設けられ、選手たちは果敢なチャレンジを繰り広げた。

2ヵ月遅れの開幕となったが好調を維持し続けてきた黒山は、予選1ラップ目の第3セクションから失敗が目立ったチャンピオン小川友幸(ホンダ)をリード、他の全員が失敗して減点5となった第8セクションのヒルクライムでは唯一人、驚異的なスーパー・クリーン(減点0)を見せつけた黒山が早くも2位以下を突き放してトップ独走状態に入った。1ラップ目の結果は1位黒山・減点6、2位小川・減点14、3位野崎史高(ヤマハ)・減点24となっていた。そして予選2ラップ目も他者の追従を許さない黒山が減点14で予選トップ。同2位小川・減点33、同3位野崎・減点42と続いた。迎えた決勝は、黒山がぶっちぎりの好成績のままフィニッシュして、堂々の開幕優勝を獲得。大幅に軽量化するとともにエンジンやサスペンションも進化させたヤマハTYSを駆った黒山が会心の笑顔を輝かせた。2位小川。野崎は予選1ラップ目につまずいたが、その後は挽回し小川と好勝負を展開。しかし逆転ならず3位となった。

なお、国際A級クラスはヤマハエンジン搭載のスコルパに乗る新鋭・滝口輝(20歳/YSP京葉レーシング)が3位表彰台に上がった。

コメント
黒山健一選手談(優勝)
「ずっと調子が良かったので、早く試合がしたかった。久しぶりの試合で競技前半は勝負を意識しましたが、やはり僕が頑張る場所はここしかないと思い、非常に心地よい試合を終始することが出来ました。1ラップ目の第8セクションは皆が減点5を取っていたので自分も減点5でもかまわないと思い切って行ったのが良かったですね。もちろんクリーンする自信はあったし、だいぶ軽量化していただいたマシンのおかげで、楽に乗ることができました。自分としては苦手な第9セクションを3回ともクリーンできたのが大きな収穫でした。今年は大会が少ないので取りこぼせないですが、目の前の大会を一つ一つ勝っていきたいですし、次の北海道大会に向けてまた仕上げていきたいと思います」

野崎史高選手談(3位)
「今日は1ラップ目の第1セクションでいきなり減点5になってしまいましたが、それほどペースを乱すことはなく走れました。予選2ラップ目はだいぶ2位に近づけたのですが、決勝の勝負どころのセクションを走破できなかったので、それが残念でした。今後はゼッケン3番を脱出して、上に行けるようにしたいと思っています」

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