[HONDA]JMX Rd.10 MFJ GP(最終戦) 増田がヒート2で3位表彰台。Honda勢最高のランキング6位に

■開催地:宮城県 スポーツランドSUGO
■日時:10 月24 日(日曜日)
■天候:曇り
■入場者数:7,100 人(土曜日・日曜日合計)

2010 全日本モトクロス選手権シリーズの最終戦となる第10 戦MFJ GP が、10 月23 日(土)宮城県のスポーツランドSUGO で開幕し、10 月24 日(日)に決勝レースが行われた。土曜日は、秋晴れだったものの、日曜日は雲が広がり19℃と肌寒い一日となった。タイトル争いが最終戦までもつれ込んだ今大会は、各カテゴリーでチャンピオン争いが決定することから、これまで以上にライダー同士の戦いが注目されるレースとなった。会場には、多くの熱心なモータースポーツファンがライダーの応援に駆けつけた。

<IA-1 クラス>
最終戦までもつれ込んだチャンピオン争いは、314 点でポイントランキング1 位の熱田孝高選手(SUZUKI)と3 点差の311 点でランキング2 位の田中教世選手(KAWASAKI)の2 名に注目が集まった。

「DREAM Honda RT Fukudome」福留善秀(#7 熊本県)は、第8 戦ヒート1 で転倒した際、左手首を怪我し、欠場を余儀なくされた。シーズン後半に入り、調子を上げてきた「DREAM Honda RT Masuda」増田一将(#2 東京都)は、第8・9 戦と連続で表彰台を獲得。第9 戦終了時点で、ポイントランキングは6 位だが、残り2 ヒートは高い意気込みで挑んだ。今シーズンからIA-1 クラスに参戦する「DREAM Honda RT Hirata」平田優(#39 愛知県)は、増田に続いてポイントランキング7 位。第9 戦では、粘り強い走りで3 位表彰台を獲得し、期待が高まる。

最高峰クラスであるIA-1 のヒート1 がスタートし、増田は、1 ラップ目のコントロールラインを5 番手で通過し、平田は、後方から徐々に順位を上げる。トップ集団には、1 番手から#6 田中教世選手(KAWASAKI)、2 番手に#13 釘村太一選手(YAMAHA)、3 番手に#331 新井宏彰選手(KAWASAKI)、4 番手に#4 熱田孝高選手(SUZUKI)がリードした。しかし、トップグループで走行していた#6 田中選手が4 周目で転倒。増田と平田それぞれが順位を上げる中、両者による4 番手争いが繰り広げられる。
増田と平田との差は縮まり、5 周目に入ると平田の猛追により増田をパスする。しかし、増田も巻き返しを図り平田をパスするが、順位が交互に入れ替わり両者譲らないバトルを展開。一方、転倒し順位を7 番手まで後退した#6 田中選手がペースを上げ増田、そして平田を交わした。順位を後退した増田と平田だが、終盤にかけ再び両者による5 番手争いを展開。ヒート1、増田は5 番手そして平田は6 番手で終えた。

ヒート2 がスタートし、第1 コーナーの混戦を飛び出しトップに躍り出た増田は、1 ラップをトップで通過。すぐ後方には、#44 小島庸平選手(SUZUKI)が接近する中、積極的な走りでトップをキープするも、4 周目に入りダブルヘアピンで小島選手のオーバーテイクを許してしまう。その後も、#331 新井選手そして#6 田中選手が増田をパスし、一時は5 番手に後退するが、増田がペースを上げ田中選手を捕らえ再び4 番手に。増田は攻めの走りで小島選手に接近し、12 周目に入り増田はバックマーカー交わしながら小島選手との距離も縮め13 周目には3 番手に浮上。終盤は、1 分48 秒から49 秒台で周回を重ねる中、前方を走る#4 熱田選手を猛追。いよいよ2 番手争いになり、最終ラップで増田は熱田選手と並び、お互い一歩も譲らない熾烈な戦いを展開。増田はあと一歩及ばず3 位でチェッカーを受け、総合4 位。平田は、好スタートを決め、上位グループでオープニングラップを走行するも、急遽ピットイン。マシントラブルに見舞われ、無念のリタイアとなった。

<IA-2 クラス>
「HRF SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS」の深谷広一(#41 佐賀県)は、第9 戦終了時点で、10 ヒートで表彰台を獲得し、現時点でポイントランキング3 位(294 点)に位置している。トップとは、12 点差であるものの今大会の2 ヒートでトップに迫る走りが期待された。

IA-2 クラス決勝レースヒート1、深谷は1 ラップ目を10 番手で通過。その後攻めの走りで徐々に順位を上げ7 番手に浮上。8 周目には、前を走る#42 井上眞一選手(KAWASAKI)をパスし5 番手に。レース後半は、4 番手を走行する#935 小島太久摩選手(YAMAHA)に迫る走りを展開するも、順位を上げることができず5 位でフィニッシュ。

ヒート2 がスタートし、深谷は6 番手で1 ラップ目のコントロールラインを通過。5 ラップ目に入り、順位を上げ5番手に。後方には、#411中村友則選手(KAWASAKI)がペースを上げ猛追する走りで深谷に接近。
ペースを上げる#411 中村選手を阻止することができず、オーバーテイクされ6 番手に後退。後半も安定した走りで周回を重ねる中、前方を走る#935 小島選手とのタイムを縮め、残り2 周のところで交わし5 番手に浮上。そのまま順位をキープし、5 位でフィニッシュした。

<レディースクラス>
現在ランキング1 位をリードするのは、「SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS」益春菜(#1 東京都)。
益は、レディースクラスで2008・2009 年の2 年連続チャンピオン。今シーズンは、これまで4 勝を挙げており、この大会でV3 を決めたいところ。しかしタイトル争いは、3 ポイント差で益と安原さや選手(YAMAHA)との戦いとなった。

決勝レース、好スタートを決めトップに躍り出たのは益春菜。一気に大坂を上がり、好調なペースで1 周目のコントロールラインを通過。その後方2 番手には、#6 邵洋子選手(SUZUKI)、3 番手には益とタイトル争いをする#3 安原選手、4 番手に「TEAM HAMMER」山本泉(#4 兵庫県)がトップグループを形成。しかし、益はペースを落とすことなく、軽快な走りで徐々にリードを広げ1 位を独走。他を寄せ付けぬ走りで周回を重ね、ラストラップは十分なアドバンテージを築きゴール。益春菜は、今大会優勝を遂げたことで今シーズンのレディースクラスチャンピオンに輝き、見事V3 を達成。益は、圧倒的な強さを見せるとともに、このクラス唯一の4 ストロークマシンであるHonda CRF150R の優位性を発揮した。

各ライダーのコメント:

IA-1 クラス 総合4 位 #2 増田一将選手(DREAM Honda RT Masuda)
「今日は、ありがとうございました。今年はシーズンオフに怪我をし、開幕戦から万全な状態でレースに挑むことができませんでした。シーズン後半はようやく調子を取り戻し、表彰台にコンスタントに上がり、最終戦ヒート2 は、熱田さんとバトルを展開でき良いレースができました。あともう一歩だったのですが、今シーズンこのように戦えたのも、チームそしてファンのみなさんの応援があったからです。また来シーズンも皆さんの前で戦えることを願っています。」

IA-1 クラス 総合16 位 #39 平田 優選手(DREAM Honda RT Hirata)
「今日は、最終戦ということで、最後まで戦いたかったのですが、残念ながらヒート2 でマシントラブルによりリタイアとなりました。今シーズンは、全日本以外に世界選手権にもスポット参戦し、世界レベルも実際に体験することができ、収穫の多い1 年でした。この経験を今後にもつなげていければと思います。応援してくださったファンのみなさん、ありがとうございました。」

IA-2 クラス 総合6 位 #41 深谷広一(HRF SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS)
「今シーズンは優勝していないので、この大会は勝つことを目標にレースに挑みました。結果、目標は実現できず、これは自身の実力不足も要因だと思います。しかし、1 度も優勝していませんが、タイトル争いに加わることができたのは、安定していたからだと思います。やはり、シーズンを戦う上で優勝は必要で、来シーズンは目標を達成できるよう準備を整えたいと思います。」

レディースクラス 優勝 #1 益 春菜(HRF SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS)
「応援していただいたファンのみなさん、今日はありがとうございました。そして、今大会を経てチャンピオンを獲得することができました。これもチームのみなさん、そして応援してくださったみなさんのお陰でこのような成績を残すことができました。今シーズンは、いろいろと勉強させてもらいましたが、また今後につなげていきたいと思います。」

MFJ GP SUGO 大会決勝レースの結果
IA-1 クラス 総合
ライダー名 マシン 第1 ヒート 第2 ヒート 総合ポイント
1. #44 小島庸平 SUZUKI 1位 1 位 60
2. #4 熱田孝高 SUZUKI 3 位 2 位 52(シリーズチャンピオン)
3. #331 新井宏彰 KAWASAKI 2 位 5 位 48
4. #2 増田一将 Honda CRF450R 5 位 3 位 46
5. #6 田中教世 KAWASAKI 4 位 4 位 46
6. #13 釘本太一 YAMAHA 7 位 6 位 39
7. #9 辻健二郎 Honda CRF450R 8 位 7 位 37
8. #318 沼田誠司 KAWASAKI 10 位 8 位 34
9. #8 溝口哲也 KTM 9 位 10 位 33
10. #14 芹沢直樹 Honda CRF450R 11 位 9 位 32
16. #39 平田 優 Honda CRF450R 6 位 リタイア 20

IA-2 クラス 総合
ライダー名 マシン 第1 ヒート 第2 ヒート 総合ポイント
1. #122 稲垣佳樹 SUZUKI 3 位 1 位 55
2. #411 中村友則 KAWASAKI 1 位 4 位 53
3. #49 三原拓也 KAWASAKI 2 位 3 位 52
4. #1 勝谷武史 KAWASAKI 10 位 2 位 43
5. #935 小島太久摩 YAMAHA 4 位 6 位 43(シリーズチャンピオン)
6. #41 深谷広一 Honda CRF250R 5 位 5 位 42

レディースクラス
ライダー名 マシン ポイント(有効ポイント制)
1. #1 益 春菜 Honda CRF150R 30(シリーズチャンピオン)
2. #6 邵 洋子 SUZUKI 27
3. #3 安原さや YAMAHA 25
4. #4 山本 泉 Honda CRF150R 23
5. #2 鈴木沙耶 SUZUKI 21

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