[HONDA] JRR Rd.6 もてぎ JSB1000伊藤真一が3連勝。亀谷長純は3位入賞。ST600は山口辰也が2位入賞果たす。J-GP2は山口辰也が2連勝、J-GP3は大久保光が2勝目を飾る

終盤に突入した全日本ロードレース選手権はタイトル争いも大詰め。なお、JSB1000のみは最終戦の鈴鹿で2ヒート行われるため、残り3戦となる。ランキングトップは89ポイントの高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)。2位は1ポイント差で中須賀克行(ヤマハ)、3位に86.5ポイントの柳川明(カワサキ)が高橋を2.5ポイント差で追う。4位に79ポイントの秋吉耕佑(F.C.C.TSR Honda)。5位に74ポイントの亀谷長純(Honda DREAM RT 桜井ホンダ)が続く。2連勝と調子を上げている伊藤真一(Keihin Kohara R.T.&TSR)は7位で57.5ポイント。今大会の結果でランキング争いがどう動くのかが注目を集めた。

JSB1000の予選はノックアウト方式で行われた。開始時間には太陽が顔を出し、路面温度も40℃を超えた。Q1の最後に1分50秒341を出してトップに立ったのは秋吉。伊藤も1分50秒台に入れ2番手。3番手に中須賀、4番手の柳川までが50秒台となった。Q2では、さらにタイムを短縮した秋吉がトップタイムをマーク。同様に伊藤が2番手となり、2人とも50秒台と速さを示した。

最終セッションのQ3には、秋吉、伊藤、亀谷、中須賀、柳川、高橋が順当に進んだ。12分間のアタック合戦が行われ、秋吉はマシンを調整しながらこん身のアタックに飛び出した。自身のマシンに付いているタイムモニターでは1分48秒9が記録されており、目標としていた48秒台に入ったと思ったのだが、リーダーボードに表示されたのは1分49秒019。それでも自身が持つ1分49秒094のレコードを更新してポールポジションを獲得した。2番手は同じく48秒台を目指していた伊藤で、ラスト5分、ピットインしてリアタイヤに予選タイヤを装着してコースインしたが、1分49秒194と48秒台に入れることができなかった。3番手は1分49秒851で中須賀。以下、亀谷、柳川、高橋と続きグリッドが確定した。

JSB1000決勝のスタート前に伊藤真一のメモリアルランが行われ、99年式のHonda RVF/RC45を駆る伊藤が、コースからファンの声援に応えた。

予選と同じ路面温度44.3℃の中、決勝がスタート。ホールショットは秋吉、それを伊藤、中須賀、亀谷、柳川が追う。この5台がトップ集団を形成し、遅れて高橋が続いた。トップ集団から柳川が遅れはじめると、トップ争いは中須賀、秋吉、伊藤、亀谷。秋吉は3ラップ目の90度コーナーで中須賀をとらえ、トップを奪った。秋吉はファステストラップを連発してリードを広げようとするが、中須賀、伊藤、亀谷が離れない。伊藤は4ラップ目の5コーナーで中須賀をとらえ、2番手に浮上。さらに秋吉に迫り、7ラップ目の4コーナーでトップに浮上した。

トップ集団にいた秋吉は、ハイサイドで暴れるマシンを抑えるためコースアウト。転倒は免れたが、6番手でコースに復帰した。レースは、首位を不動のものとした伊藤の後方の、中須賀と亀谷による2位争いに焦点が絞られた。亀谷は9ラップ目に中須賀をとらえ、2番手に浮上。しかし、直後に中須賀が抜き返す。1番手に伊藤、2番手に中須賀、3番手に亀谷、4番手に柳川、5番手にばん回してきた秋吉、6番手に高橋で周回を重ねた。

最終的に、その順位のままチェッカー。伊藤は、SUGO、岡山国際に続き、3連勝を飾った。2位中須賀、3位亀谷が表彰台へ上った。

ランキング争いは、中須賀がトップ、2位高橋、3位柳川、4位秋吉、5位亀谷、6位伊藤となった。最終戦鈴鹿は2ヒート制。各ヒートのポイントに加え、ボーナスポイントも加算され、最大56ポイントの大量得点が可能なため、ランキング9位までのライダーに総合優勝のチャンスがあり、大逆転のタイトル獲得劇も可能なレースとなる。

エントリーが10台集まったことで、今季初の単独開催となったJ-GP2。PPは、スキルアップのためにST600とダブルエントリーしている山口辰也(モリワキクラブ)が獲得した。3番手に野田弘樹(テルル・ハニービーレーシング)、4番手に小西良輝(MuSASHi RT ハルク・プロ)がつけた。ホールショットは生形秀之(スズキ)だが、山口が5コーナーでトップに浮上。ペースアップから独走態勢を築き、優勝した。2位争いは高橋江紀(バーニングブラッドRT)、生形、野田、小西の4人で争われた。野田が3ラップ目に2番手に浮上すると、6ラップ目には小西が2番手に浮上しスパート。しかし、9ラップ目に3コーナーで飛び出してしまい、大きくポジションダウン。代わって生形が2番手となり、野田、高橋が追うが、そのまま2 位生形、3位野田でチェッカー。高橋は4位。小西は7位となった。

ST600のランキング争いは、山口辰也が76ポイントで1位。53ポイントで2位の中冨伸一(ヤマハ)には、23ポイントの大差をつけている。3 位の大崎誠之(ヤマハ)が49.5ポイント。今大会は、タイトルが決定する可能性を秘めたレースになる。予選は45分1回のみだが、開始早々に徳留和樹 (バーニングブラッドRT)が転倒して赤旗中断。徳留は大たい骨を骨折し、決勝をキャンセルした。終盤に関口太郎(Team TARO PLUS ONE)も転倒して赤旗が提示されたが、残り1分を切っており、予選はそのまま終了した。関口は右側の首、ヒザ、足首を痛めてしまうが、決勝のグリッドについた。PPは稲垣誠(ヤマハ)。2番手に山口、3番手の大崎が1分55秒台でレコードを更新した。中山真太郎(ATU.AKI teamしんたろうwith KRT)が4番手、小林龍太(MuSASHI RTハルク・プロ)は5番手、関口が7番手、9番手に渡辺一馬(CLUB PLUS ONE)、19番手に中上貴晶(MuSASHi RTハルク・プロ)となった。

決勝レースは、ホールショットを奪った稲垣のリードで始まった。稲垣を山口と大崎が追い、3台のトップ争いとなる。山口は果敢に稲垣を攻略し、ついに6ラップ目の5コーナーで稲垣をとらえ、トップに浮上。山口は2位以下を引き離しにかかるが、稲垣、大崎は離れない。9ラップ目にはペースアップした大崎が一気に首位に立ち、レースを引っ張った。10ラップ目には大崎がファステストラップを記録。山口は懸命に追ったが届かず、そのままチェッカーを受けた。優勝は大崎、2位に山口、3位は追い上げた大木崇行(ヤマハ)となり、稲垣は4位となった。7位に小林、8位中山、11位に渡辺、15位に岩崎朗(岩崎III兄弟+日光+彩球軍団)、16位に関口、17位は中上だった。

J-GP3のPPは2戦連続で篠崎佐助(ヤマハ)が獲得。2番手には山本剛大(Team NOBBY)、3番手に大久保光(18 GARAGE RACING Team)、4番手に森俊也(racing sayama)までが2分2秒台だった。各車が決勝グリッドに整列した後に行われたサイティングラップの90度で、山本がトラブルによりコースアウト後に転倒し、グリッドにつくことができなかった。

ホールショットを奪った菊池のリードでレースが始まったが、5コーナーで転倒車が出て赤旗中断。レースディレイで再スタートが切られ、今度は大久保がホールショットを奪い、それを浦本、森、菊池、篠崎、鎌田悟(ENDURANCE & 桶川スポーツランド)が追った。この7台のトップ争いから篠崎が転倒で脱落。トップに立ったのは森、それを浦本修充(MuSASHi RT ハルク・プロ)、大久保、菊池寛幸(WHEELIE with KRT)、鎌田悟(ENDURANCE & 桶川スポーツランド)が追った。

5ラップ目には大久保が首位を奪い、浦本、森、菊池のオーダー。鎌田はケガをしていた足でマシンを抑えきれずにコースアウトしてポジションダウン。トップ争いは森、浦本、大久保、菊池の4台に絞られた。大久保は積極的に前に出てレースを引っ張ったが、10ラップ目に菊池がV字でかわし、トップ浮上。しかし、その菊池を浦本が捕らえ、前に出た。菊池は虎視眈々とトップを狙い、最終ラップに勝負を賭けて大久保に並んだ。だが、大久保も負けずに応戦して2 台が並んでコントロールラインを通過、その差は0秒だが、大久保が優勝。菊池は2位、3位には浦本が入った。僅差の4位に森。終盤戦には7台で争われた5 位争いを制したのはベテラン徳留真紀(チームアライアンス&ハルクプロ)。6位に野左根航汰(ヤマハ)、7位に日浦大治朗(Team NOBBY)が入った。山本はピットスタートし、トップ争いと変わらないタイムで周回を重ね、30位でレースを終えた。ランキングトップは大久保で 99.5ポイント、2番手が森で77ポイント。3番手菊池が72.5ポイントとなった。

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