[HONDA] MotoGP Rd.14 日本GP決勝 アンドレア・ドヴィツィオーゾが2 位表彰台獲得、Moto2クラスではトニー・エリアスが優勝

■ 日時 : 2010 年10 月3 日(日) 決勝
■ 開催地 : 栃木県 茂木町 ツインリンクもてぎ
■ 天気 : 晴れ
■ 気温 : 23℃(15 時現在)
■ 観客数 : 64,823 名(3 日間合計)

栃木県のツインリンクもてぎで開催されている2010MotoGP 世界選手権シリーズ第14 戦日本グランプリは、天候が危ぶまれたものの、秋晴れの空の下、MotoGP、Moto2、125cc の全クラスの決勝が行われた。

MotoGP クラスの決勝レース(24 周)は、路面温度34℃のドライコンディションの下、15 時に開始された。Honda RC212V に乗るRepsol Honda Team のアンドレア・ドヴィツィオーゾは、昨日MotoGPクラスで初めて獲得したポールポジションから、絶妙のスタートを決めホールショットを奪うが、第2 コーナーでケーシー・ストーナー選手(ドゥカティ)に抜かれ、オープニングラップを2 番手で通過。序盤はストーナー選手とドヴィツィオーゾのトップ争いに、ホルヘ・ロレンソ選手(ヤマハ)、ヴァレンティーノ・ロッシ選手(ヤマハ)が続き、4 台は1 分47 秒台で周回を重ねる。6 周目にロッシ選手がロレンソ選手を抜いて3 位に浮上するも、先頭2 台とは差が開き、その後は2人で3 位争いを展開。2 番手のドヴィツィオーゾは先頭のストーナー選手を果敢に追い上げ、一時はその差を0.3 秒台まで縮めたが、中盤以降、そのタイム差は1 秒台に広がり、徐々に引き離され、2 位でチェッカーを受けた。

8 番グリッドからスタートしたマルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)は、序盤に一時5 番手まで順位を上げるなど健闘したが、3 周目で6 番手のコーリン・エドワーズ選手(ヤマハ)と5 位争いを展開。接戦の末、18 周目で先行を許してしまう。挽回を狙うが6 位でフィニッシュ。ランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)はレース前半でコースアウトするも、転倒なくレースに復帰。ロスタイムを取り戻しながら安定した走りをみせて9 位でゴール。シモンチェリのチームメイトのマルコ・メランドリは12 番グリッドからスタートし、一時は8 番手まで順位を上げたが11 位でフィニッシュ。

日本期待の青山博一(Interwetten Honda MotoGP)は、14 番グリッドからスタートし、懸命な走りでライバルを追うも前半はなかなかペースが上げられず、終盤にポジションを上げ10 位でフィニッシュした。怪我の影響でまだ本調子でないものの、開幕戦カタール以来のトップ10 でのフィニッシュとなった。優勝はケーシー・ストーナー選手(ドゥカティ)。

Moto2 クラスの決勝レース(23 周)は、3 番グリッドからスタートした高橋裕紀(Tech 3 Racing)が絶妙なスタートを決め、ホールショットを奪うものの、4 番グリッドから出走したトニー・エリアス(Gresini Racing Moto2)、ポールポジションのフリアン・シモン(JIR Moto2)に抜かれ、オープニングラップは3 番手となる。先頭の2 台は、3 周目に一時順位を入れ替えるなど、終始接近戦を続けたが、3 位の高橋は周回を重ね懸命に追い上げるものの、徐々に先頭2 台と差を広げられる。15 周目に入り、高橋は後続のアレックス・デ・アンジェリス(JIR Moto2)に抜かれ、順位をひとつ落とし4 番手。序盤の攻めの走りが影響し、タイヤの磨耗が激しくなった終盤21 周目、22 周目に立て続けに順位を落とし、結果6 位フィニッシュとなった。

23 周のレースを制したのは、トニー・エリアス(Gresini Racing Moto2)、2 位にフリアン・シモン(Mapfre Aspar Team)、3 位はカレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)、4 位にアレックス・デ・アンジェリス(JIR Moto2)、5 位はスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)。渡辺一樹(Racing Team Germany)は25 位、高橋江紀(Burning Blood RT)は34 位、手島雄介(FCC TSR)は転倒によりリタイア。

125cc クラスの決勝レース(20 周)は、HRC 市販マシンRS125R を駆るHonda 勢では、 ワイルドカードで参戦した大久保光(18 Garage Racing Team)が16 位、山本剛大(Team Nobby)が17 位、森俊也(Racing Sayama)が20 位でゴールした。優勝は、DERBI のマシンに乗るマルク・マルケス選手(Red Bull Ajo Motorsport)が接戦を制した。

<MotoGP クラス 決勝後のコメント>

■ 2 位 #4 Repsol Honda Team アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「序盤からプッシュしたが、今日のケーシーは速かった。100%の力で追ったが、思うようにタイムアップできず、またコーナーで小さなミスがあり、タイムロスした。終盤タイヤが厳しくなり、これ以上のタイムアップは図れなかったが今日のレース内容には満足している。2位だが、表彰台獲得はうれしい。次のマレーシアでは優勝を目指したい。」

■ 6 位 #58 Team San Carlo Honda Gresini マルコ・シモンチェリ
「今日はとてもいいレースが出来たと思っている。正直に言うと、ウォームアップ走行後の感じではトップグループにもっと近づくことが出来ると思っていた。スタートは失敗してしまったが、最後までいいペースを保てて、積極的にレースすることができたと思う。課題は次のレースまでに解決するとして、今日は良かったと思う。」

■ 9 位 #14 LCR Honda MotoGP ランディ・デ・ピュニエ
「スタートは失敗し、レース前半はアグレッシブに攻めたが、10 周目の5 コーナーで怪我により痛む足のせいでシフトミスをし、オーバーランしてしまい順位を落としてしまった。その後のリカバリーは簡単ではなかったが、今日の結果には満足している。怪我で苦しんでいた期間の後、今日の9 位という結果が出せたことはメンタル面でとてもプラスになると思っている。」

■ 10 位 #7 Interwetten Honda MotoGP 青山 博一
「今日はレースをするには少し寒く、タイヤにとっては良くなかった。前走者を抜く為にはタイヤが温まるまで数周待つ必要があった。このコースでは追い越しが出来るポイントは限られていた。今日の結果には決して満足はしていないが、少なくとも今シーズンではベストの結果を出すことが出来た。また、もてぎのコースについてよく知っていたので、今週はマシンのセットアップをさらに進めることが出来たのは良かった。次のマレーシアは私の特に好きなコースなので楽しみにしている。」

■ 11 位 #33 Team San Carlo Honda Gresini マルコ・メランドリ
「今日は上手くいかなかった。1 周目はタイヤ温度が上がらず、十分なトラクションが得られなかった。また、マシンに課題が残っていて、スピースに抜かれた時ついていくことが出来なかった。残念な状況だが、きれいに忘れて次のレースに臨みたい。」

■ Repsol Honda Team 監督 山路敏幸
「アンドレアのペースは速く、もう少しでトップに立つことができた。終盤、何度か小さなミスがありタイムロスしたこともあったが、再び表彰台に立つことができ、アンドレアにとっては今後のレースでの重要な結果となった。また、レプソル・ホンダ・チームとしても250 回目の表彰台獲得というすばらしい記録を達成できた。これまで好成績を残してきたライダー、そしてチームをサポートしてくれた関係者全員に感謝したい。」

<MotoGP クラス 公式予選結果>
No. ライダー名 チーム名 タイム
1. #27 ケーシー・ストーナー 「Ducati Team」 43’12.266
2. #4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ 「Repsol Honda Team」 43’16.134
3. #46 ヴァレンティーノ・ロッシ 「Fiat Yamaha Team」 43’17.973
4. #99 ホルヘ・ロレンソ 「Fiat Yamaha Team」 43’18.487
5. #5 コーリン・エドワーズ 「Monster Yamaha Tech 3」 43’39.358
6. #58 マルコ・シモンチェリ 「Team San Carlo Honda Gresini」 43’42.287
7. #19 アルバロ・バウティスタ 「Rizla Suzuki MotoGP」 43’44.092
8. #11 ベン・スピース 「Monster Yamaha Tech 3」 43’47.838
9. #14 ランディ・デ・ピュニエ 「LCR Honda MotoGP」 43’59.830
10. #7 青山 博一 「Interwetten Honda MotoGP」 44’01.864
11. #33 マルコ・メランドリ 「Team San Carlo Honda Gresini」 44’02.265
12. #69 ニッキー・ヘイデン 「Ducati Team」 44’02.969
13. #40 ヘクトル・バルベラ 「Paginas Amarillas Aspar」 44’03.688
14. #41 アレックス・エスパルガロ 「Pramac Racing Team」 44’05.109
15. #36 ミカ・カリオ 「Pramac Racing Team」 44’26.934
リタイア:#65 ロリス・カピロッシ 「Rizla Suzuki MotoGP」
* #26 ダニ・ペドロサは負傷により欠場

<Moto2 クラス 決勝後のコメント>

■ 優勝 #24 Gresini Racing Moto2 トニー・エリアス
「昨日からフリアンのタイムは速かったので、今日は勝ててとても嬉しい。良いスタートを切れたので、もしかしたらそこでフリアンのリズムを崩すことができて、トップでリードできたのかもしれない。レース中も後方からプレッシャーはあったが、後半にかけペース良く走れた。今日の勝利は祥也に捧げたい。」

■ 2 位 #60 Mapfre Aspar Team フリアン・シモン
「今日は、トニーをパスするこがとても難しかった。トニーは、パーフェクトなレースだった。これまで、安定して結果を残すことができていたし、今日は調子も良かった。次のマレーシアグランプリは、得意なサーキットの一つだから、次こそ表彰台の真ん中に上がりたい」

■ 3 位 #16 Cardion AB Motorracing カレル・アブラハム
「表彰台に上がれて嬉しい。ブルノグランプリで怪我をして、アラゴングランプリで復帰したが、早々にこのような結果が残せた。やっと本来のリズムを取り戻しつつある。チームにもこれで自分のパフォーマンスを見せることができてよかった。」

■ 6 位 #72 Tech 3 Racing 高橋 裕紀
「正直、キツかった。レース内容的には悔しいけど、これ以上を望むのはかなり厳しい状態でのレースだった。余裕を考えてレース展開を組み立てられるようなウィークではなかったので、序盤からずっと全開だった。終盤は、タイヤが終わってしまった。残念だし悔しいけど、また次をがんばります。応援してくださった日本のファンのみなさん、ありがとうございました。」

<Moto2 クラス 公式予選結果>
No. ライダー名 チーム名 タイム
1. #24 トニー・エリアス 「Gresini Racing Moto2」 43’50.930
2. #60 フリアン・シモン 「Mapfre Aspar Team」 43’51.245
3. #17 カレル・アブラハム 「Cardion AB Motorracing」 44’00.769
4. #15 アレックス・デ・アンジェリス 「JIR Moto2」 44’01.108
5. #45 スコット・レディング 「Marc VDS Racing Team」 44’02.167
6. #72 高橋 裕紀 「Tech 3 Racing」 44’03.708
25. #28 渡辺 一樹 「Racing Team Germany」 44’40.679
34. #93 高橋 江紀 「Burning Blood RT」 45’36.500
リタイア:#66 國川 浩道 「Biomota-M Racing」、#11 手島 雄介「FCC TSR 」

関連記事

編集部おすすめ

  1. 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会は、鈴鹿市役所 1階の『モータースポーツ振興コーナー』…
  2. 生活の可能性が拡がる喜びを提供 Hondaのナイジェリアにおける二輪車生産販売子会社「ホン…
  3. オートバイパーツ・用品の販売を全国展開する2りんかんは、バイク乗りコスプレイヤーの「美環(み…
  4. ボッシュが形づくる二輪車の未来 ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、…
ページ上部へ戻る