[HONDA] JRR Rd.5JSB1000は伊藤真一が2連勝飾る。秋吉耕佑3位入賞。ST600は山口辰也が初優勝。J-GP3は2位山本剛大、3位大久保光と若手が躍進!

全日本ロードレース選手権第5戦岡山国際大会では、JSB1000を今季限りで卒業すると宣言している伊藤真一(Keihin Kohara R.T.)のセレモニーが行われ、ライバルとして戦ったライダーたちが並ぶコース上で伊藤が観客に向けて挨拶、来場していた朋友でありライバルの岡田忠之から花束が贈られた。ピット上の会場では「伊藤真一メモリアル展」が開催され、1988年の全日本デビューからのツナギやヘルメットなどが年代順に展示された。また、サンマリノGPで亡くなった富沢祥也選手を偲ぶ追悼セレモニーが行われ、ピットウオーク終了後に黙とうが行われた。ライダーたちは、富沢選手のゼッケン48のステッカーをマシンやヘルメットなどに貼り、レースに挑んだ。

JSB1000は、今回の岡山を含め、もてぎ、鈴鹿と残り3戦。第3戦までアクシデント続きで不振の伊藤が、SUGO戦でPPから優勝と復活し、タイトル争いをかき回しそうな勢いだ。秋吉耕佑(F.C.C.TSR Honda)も事前テストから好調で、勝利を目指して岡山入りした。

JSB1000の予選はノックアウト方式で行われた。雨の予報はなかったが、朝から暗い雲が上空を覆い、雨が落ちてきた。予選開始前には本降りとなり「ウエット宣言」が出される。40分のアタックとなるQ1は秋吉がトップに立ち、24台がQ2に進出。Q2も秋吉がトップ、2番手にリアにスリックを装着した清水郁巳(ホンダドリーム高崎B‘WISER.T)がつけた。3番手に亀谷長純(Honda DREAM RT 桜井ホンダ)、4番手に中須賀克行(ヤマハ)、伊藤は5番手で通過。最終アタックとなるQ3には上位12台が進出。高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)は20番手となりQ3に進めなかった。

Q3前には太陽が顔を出し、ライン上は急速に乾き始める。カットかスリックかとタイヤ選択を悩ませる中、多くのライダーがスリックで15分間のアタックに飛び出した。秋吉が早々にトップタイムを記録した直後、伊藤が秋吉のタイムを塗り替え、首位に立つ。次周、中須賀がトップタイムを叩き出し、残り 6分でピットイン。秋吉もラスト4分でピットインし、マシンをアジャストしてラストアタックに出る。自己タイムを詰めるが、トップには届かず。ラスト2分で伊藤もピットイン、リアタイヤを交換してコースイン。激しいアタック合戦の末、伊藤は最終ラップで中須賀のタイムを超え逆転、PPを獲得した。決勝は、伊藤、中須賀、秋吉がフロントローに並び、4番手に出口修(スズキ)、5番手に柳川明(カワサキ)、6番手に亀谷。高橋は20番グリッドから追い上げを計る。

決勝ホールショットは中須賀。それを伊藤、秋吉が追う展開から始まった。伊藤は3ラップ目に中須賀を捕らえトップに浮上。伊藤、中須賀、秋吉、亀谷のオーダー。伊藤はタイムアップして中須賀を引き離そうとするが、中須賀は離れない。3番手は秋吉と亀谷で争われ、亀谷が前に出たが、6ラップ目のダブルヘアピンで転倒。トップ伊藤、それを中須賀が追う。秋吉は3番手、高橋は6番手までばん回し、伊藤、中須賀、秋吉、柳川、出口、高橋のオーダーで周回を重ねた。

高橋はベストラップを叩き出しながら出口の背後に迫り、13ラップ目で出口を捕らえて5番手に浮上。伊藤もペースアップし、中須賀を引き離しにかかる。中須賀は伊藤をマーク、一騎打ちのトップ争いとなった。コンマ差のまま周回を重ねる中、伊藤は予選タイムに匹敵するタイムを叩き出すが、中須賀も追随。伊藤は中須賀を突き放して20ラップを走りきり、2連勝のチェッカーを受けた。2位に中須賀、3位に秋吉で表彰台に上った。4位には柳川、5位に高橋が入った。亀谷は転倒して最後尾まで落ちるが、再スタートして10位までばん回する走りを見せた。

ST600のPPは、レコードを更新する走りを見せ、2戦連続の獲得となる山口辰也(モリワキクラブ)。ホールショットは國川浩道(92R・ HiRaNo)。それを山口、大崎誠之(ヤマハ)が追う。しかし、ヘアピンでの多重クラッシュにより赤旗中断。レースは元の全15ラップで再スタート。ホールショットは大崎、それを山口、稲垣誠(ヤマハ)、國川、中冨伸一(ヤマハ)が追う。3ラップ目に山口が前に出てトップを奪う。それを大崎、國川、稲垣が追ってトップ集台を形成。その後方では、中冨を先頭に関口太郎(Team TARO PLUS ONE)、中山真太郎(ATU.AKI teamしんたろうwithKRT)、渡辺一馬(CLUB PLUS ONE)、岡嶋晋也(カワサキ)がセカンド集団。6ラップ目に國川が首位を奪い、山口、大崎、稲垣が追う。

トップ集団はベストタイムを更新しながら周回を重ねた。11ラップ目、山口、國川、大崎が逃げてトップ争いは3台に絞られたが、國川がスローダウンし戦列を離脱、トップ争いは山口と大崎の一騎打ちとなった。3番手は単独走行となった稲垣。大崎は山口に迫るが、山口はブロックラインを通り大崎を封じ込め、優勝を飾った。2位大崎、3位稲垣が入った。

J-GP3はルーキーズカップから戻った日浦大治朗(Team NOBBY)が参戦し、前回SUGOで初優勝したチームメートの山本剛大と共に1-2フィニッシュを狙う。予選で初PPを獲得したのは篠崎佐助(ヤマハ)。2番手に浦本修充(Team HARC・PRO)、3番手に大久保光(18 GARAGE RACING TEAM)、4番手に山田誓己(Team PLUS ONE)、5番手に山本、6番手に野左根航汰(ヤマハ)と、2列目までを10代のライダーが占めた。日浦は12番手からスタート。ホールショットは大久保、そこから20台が数珠つなぎの大集団となる。大久保がレースをリードするが、5ラップ目に山本が首位に立ち、トップ集団は15台となる。集団の中で目まぐるしくポジションを入れ替えながら周回を重ねた。

7ラップ目に大久保がトップに返り咲くが、8ラップ目にベストラップを叩き出した篠崎がダブルヘアピンでトップに。トップ集団で野左根が転倒し、9 ラップ目には森俊也(racing sayama)がトップに立った。10ラップ目には再び山本がトップになり、それを大久保、森、篠崎が追う。この4台がトップ争いを繰り広げ、2位集団を引き離していった。13ラップ目に大久保がスパート、山本から首位を奪うが、14ラップ目に篠崎がトップに立ち、そのまま逃げ切って、篠崎が初優勝。2位に山本、3位に大久保となり表彰台に上った。

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