BSBは何故人気があるのか?

初めてBSBのレースに行って来ました。行ったのは第10戦の舞台、クロフト。空軍基地の跡地に着くられたサーキットがこのクロフト。さすがに空軍基地の跡地だけに、アップダウンがほとんどないサーキット。インフィールドには芝生がなく、コース幅も狭い。パドックらしきパドックはなく、ガレージもレンガ作りで小さくて古い。グランドスタンドもなく、観客はちょっとした高台などを陣取って芝生の上に座って観戦したりしている。その高台の上からはコースが一望ができる。ここまでなら、どちらかと言えば草レースっぽい。
だが、それ以外は世界選手権とほとんど変らない。スーパーバイククラスのチームはチームカラーにスポンサーのロゴを大きく貼った大型トレーラー。サイズはMotoGPやSBKなどで使用しているのと一緒。ファクトリー系のチームはちゃんとホスピタリティなどを運営。そのサイズもMotoGPやSBKなどと変らない。そこにスポンサーが多く訪れており、どのチームも賑やか。これはSBK以上。ライダーたちも決められた時間にホスピに現れ、スポンサーにあいさつなどをちゃんとする。これは最近のMotoGPでも見られない。F1くらいだろう。最近のMotoGPやSBKはスポンサーのためと言うより、チームスタッフの食事場所化している。だが、BSBはちゃんとスポンサーのために運営しており、多くのスポンサーやサポーターがレースに訪れている。ちゃんとビジネスになっている証拠だと思う。
決勝には約30,000人が訪れたと言う。前回のブランズハッチでは55,000人だったらしい。バイクのナショナル・チャンピオンシップで断トツの観客動員数。ピットウォークは人だかりの山。日本で言えば鈴鹿8耐なみ。これが毎戦だと言うから凄い。ちゃんとライダーたちもピットに現れ、サインカードにサインをしてファンサービスをしている。
レース自体もSBKとまったく同じレギュレーション。もちろん予算が高くなるから、プライベーターのために比較的低予算でもできるエボリューションクラスを設立した。同じレースで走るが、クラス優勝は別に設けてあり、プライベーターでもタイトルを獲ることができる。これは当然彼らがスポンサー獲得のプラスに働く。ファクトリー系はSBKと同じレギューレーションなので、開発もできる。使用タイヤもSBKと同じピレリのワンメークだから、予算さえ集まればいつでもSBKにも参戦できる。トップチームのライダーたちもほぼ全員が契約金を取っており、当然質の高いライダーが集まり、質の高いレースが展開される。
テレビも前戦が生中継。BSBのオーガナイザーの統括をしているスチュアート・ヒッグス氏と話したが、プロモーターとしてちゃんと機能している。チームやライダー、スポンサー、メーカー、そしてファンをすべて考えられているシリーズだと関心した。正直SBKよりもはるかに上だと思う。
魅力があるシリーズには観客もスポンサーもつくと改めて認識させられた週末だった。

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