[Kawasaki] 全日本ロードレース選手権 第4戦 レポート

序盤の猛追で3位表彰台を獲得 シリーズランキングも2位に

宮城の森の中にあるスポーツランド菅生は全長約3.7キロのテクニカルコース。自然豊かなロケーションをたくみに取り入れたコースレイアウトは変化に富み、その高低差は70メートルを超える。柳川は事前テストで自己ベストを更新するなど、好調ぶりをアピール。前戦のオートポリスではポールポジションを奪いながら荒天により決勝レースが中止となったが、その悔しさを晴らすレースが期待された。

■全日本ロードレース レポート

ノックダウン方式の予選はQ1〜Q3までの各セッションでグリッドを決めていく。レースディスタンスを考慮した柳川は、前日の練習走行で使用したタイヤでQ1に臨んだ。アベレージタイムを重視した第1セッションでは、1発の速さよりも安定した速さを追究しつつ、1分29秒280をマークして5番手につける。

24台に絞られた第2セッションでも、柳川はユーズドタイヤのまま。事前テストで確かめたマシンセットを煮詰めるのがその目的だ。タイヤの摩耗からタイムアップはできなかったが、1分29秒356で5番手の通過を果たした。
ニュータイヤに履き替えた第3セッションでは、1秒近くタイムを更新。1分28秒475でセカンドロウ、5番手のグリッドを確保したが、最終的な調整は翌朝のウォームアップ走行に持ち越すこととなった。

決勝日の朝はくもり。だが、次第に晴れ間が見え始め、決勝が行われた午後2時過ぎにはすっかり真夏の空が顔を覗かせた。決勝周回数は25周。スタートには定評のある柳川だが、珍しく他車と接触しそうになり、数台にパスされてしまうが、1周目にはグリッドどおりの順位までポジションを回復する。序盤から積極的に前に出ることを狙っていた柳川は、3周目に亀谷(ホンダ)を捕らえ4位に浮上。わずかずつではあるが着実にアドバンテージを築いていく。

ホールショットを奪った中須賀(ヤマハ)を捕らえたのは6周目。これで、早くも表彰台圏内の3位にポジションアップした。さらに1分29秒台前半のラップタイムをキープしている柳川は、4位との差をコンマ5秒単位で確実に広げ、次第にセーフティアドバンテージを確保していく。ここでトップ2台との差を詰めたい柳川だったが、序盤での追い上げ体制が影響したのか、中盤以降は単独走行のようなカタチで、3位をキープする走行にシフト。ペースが落ちそうな展開だが、周回遅れをスムーズにパスしていく柳川は計ったように安定したラップを重ねていった。

トップ争いをしていた秋吉(ホンダ)が、グラベルを横断するカタチでコースアウトしたのは、残り周回数が2周となった馬の背コーナー。一気に約2.5秒までギャップが縮まった柳川に、大逆転のチャンスが訪れたかのように思われたが、うまくコース復帰した秋吉をかわすには周回数が足らず、3位でチェッカーとなった。シリーズポイントは20を加算して、ランキングも2位に浮上。シリーズチャンピオンも射程圏に入ってきた。

■柳川明のコメント
「各チームの状況を考えて、序盤で踏ん張れるだけ踏ん張るしかないと思っていましたが、いきなりのスタートミスで少し焦ってしまいました。その後は、 29秒台のラップタイムを強く意識して、我慢のレース展開となりました。実は自分のエンジン音と後続マシンを勘違いしていて、レース後半までアドバンテージがあるのをまったく知らずに走っていました。まさか単独走行になっていたとは・・。その後半では秋吉選手がコースアウトして、一気にギャップがなくなりましたが、無理できる状態ではなくポジションキープに徹して、3位でチェッカーとなりました。次戦の岡山ではそろそろ優勝しないといけませんよね。」

■三浦監督のコメント
「まずは、次戦岡山につながる3位表彰台になったことに満足しています。序盤からトップに食いさがっていく走りが見られ、周回遅れが出始めた中盤以後も安定したラップタイムをキープ。後続に対して確実にアドバンテージを積み上げつつ、周回遅れにも左右されない安定した走りで、最終ラップまで良く戦ってくれたと思います。3位表彰台という結果にもちろん、満足はしていませんが、次につながる価値あるレースができました。次戦、岡山国際は柳川選手が得意とするコースだけに、この流れでぜひ優勝を勝ち取りたいですね。」

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