[HONDA] MotoGP Rd.9 アメリカ決勝 A.ドヴィツィオーゾが4位。D.ペドロサは惜しくも転倒リタイアに終わる

第9戦アメリカGP決勝は17台が出場、完走12台という厳しい戦いとなり、Honda勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が4位、マルコ・メランドリ(Team San Carlo Honda Gresini)が8位。負傷欠場のランディ・デ・ピュニエの代役として出場のロジャー・リー・ヘイデン(LCR Honda MotoGP)が11位、青山博一の代役として出場のアレックス・デ・アンジェリス(Interwetten Honda MotoGP)が12位と、それぞれポイントを獲得した。予選4番手から好スタートを切って首位を走ったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は転倒リタイア。予選9番手から7番手までポジションを上げたマルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)も、転倒リタイアに終わった。

この日、最高峰クラス3年目にして初のフロントローから決勝に挑んだドヴィツィオーゾは、好スタートを切るも1コーナーの混戦にもまれ、オープニングラップ5番手とややポジションを落とした。その後、前を走るベン・スピーズ(ヤマハ)をかわすために2周を費やしてタイムロス。4番手に浮上した3周目には、トップグループに大きなリードを許してしまった。その後、単独3番手になり、今季5回目の表彰台に向けて着実に周回を重ねたが、終盤、追い上げてきたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)にかわされ、わずかの差で表彰台を逃した。

予選11番手からオープニングラップ10番手とまずまずのスタートを切ったメランドリは、チームメートのシモンチェリ、コーリン・エドワーズ(ヤマハ)に迫ったが、終盤はペースを上げられず8位でフィニッシュ。前戦ドイツGPで負傷欠場のデ・ピュニエの代役として出場のロジャー・リー・ヘイデンが 11位。青山博一の代役として2戦目を迎えるデ・アンジェリスは、ロジャー・リー・ヘイデンとし烈な戦いを繰り広げ12位。それぞれ、貴重なポイントを獲得した。

予選4番手から好スタートを切って11周目までレースの主導権を握ったペドロサは、5コーナーのギャップにハンドルを取られ痛恨の転倒を喫し、悔しいリタイアに終わった。前戦ドイツGPからの2連勝、昨年の大会からの2連覇は果たせなかったが、今大会の好走は、常に優勝争いができる状態にマシンが仕上がってきたことを強烈にアピール。後半戦の巻き返しに期待を膨らませた。

予選9番手のシモンチェリも、初めてのラグナセカですばらしい走りを見せた。この日はブレーキングに課題を抱えたが、チームメートのメランドリ、地元大会に闘志を燃やすエドワーズとバトルを繰り広げ、グループのトップに浮上するも、ペドロサ同様、5コーナーのギャップにフロントをすくわれ痛恨の転倒を喫した。

今季初めて表彰台を逃したHonda勢。予選までの好調を生かせず悔しい結果となったが、ペドロサが総合2位。以下、ドヴィツィオーゾ3位、メランドリ9位、シモンチェリ10位で前半戦を終えた。

■コメント

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4位)
「表彰台に立てず本当に残念だった。今日はグリッドがイン側でいいスタートが切れたのだが、1コーナーの混雑の中で少しポジションを下げてしまった。本当なら、トップグループに混じって逃げたかったのだが、序盤の3ラップ、スピーズを抜けずトップとの差を広げてしまった。その後、1分22秒中盤のペースでラップを重ねたが、バレンティーノがペースを上げてきた。抜かれたあと、なんとかついていって逆転しようと思ったが、T3とT4区間でバレンティーノに後れを取った。表彰台に立てなかったし、優勝にも届かなかった。自分の望んだリザルトではなかったので、次戦からばん回したい」

マルコ・メランドリ(MotoGP 8位)
「今日は厳しいレースだった。ウオームアップで少しセットアップを改善できたが、さらに前進するために決勝に向けてセッティングを変えた。しかし、自分の望んだような状態にはならず、後半は左肩の力が足りず左コーナーが厳しかった。今回から使っている新しい電子制御をまだうまく使いきれていないので、とにかく最後まで走ろうと全力を尽くした。今日のレースで得たデータを次戦に生かしたい」

ロジャー・リー・ヘイデン(MotoGP 11位)
「レース序盤は自分のペースを見つけるのに苦労したが、それから少しずつ、自分の走りをつかみ、徐々にラップタイムを上げることができた。終盤、デ・アンジェリスを捕らえて11位になることができた。代役として出場が決まったときに、こんなリザルトを残せるなんて思ってもいなかったし、すごくうれしい。自分にとっては、とても重要なレースになったし、チャンスを与えてくれたチームにもいい結果を残すことができた。また、こういうチャンスがあることを期待している」

アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 12位)
「スタートから10周くらいまではなんの問題もなかったが、それからタイヤのスライドが激しくなってペースをキープすることができなかった。終盤、ロジャーとバトルになったが、ラストラップ、ブルーフラッグとグリーンフラッグが振られていたところがあったのでアクセルを閉じた。結局それは自分に向けて振られていたものではなかったのだが、それでリズムが狂い、抜くチャンスを失った。予選セッションの最後は、とてもいい状態になったのだが、その走りができなかった。今日は厳しくて難しいレースだった」

ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
「ロレンソとのギャップをキープするためにプッシュしていた。快調にラップを刻めていたし調子もよかったのだが、5コーナーのギャップに乗ってフロントから転んでしまった。今日は優勝を目指し全力を尽くしていたので本当に残念だった。今日は勝ちたかった。そのためにはリスクも冒さなければならなかったが、こういう結果に終わってがっかりしている。しかし、トップを走れたこと。リードを広げられたこと。次のレースに向けて収穫もあった。結果にはつながらなかったが、次戦では再び、優勝を目指して全力を尽くしたい」

マルコ・シモンチェリ(MotoGP リタイア)
「フリー走行で転び、ウオームアップで転び、そして、決勝でも転んでしまった。今日は思うようにペースを上げられなかったが、あのまま走っていれば7位にはなれたと思う。しかし、序盤はリズムに乗れず、それからもブレーキングがうまくいかなかった。その後、自分のペースで走れるようになってからは、ちょっとプッシュしすぎて、ギャップに乗り上げてフロントから転んでしまった。初日は思うように走れず苦労した。しかし、予選はとても気持ちよく走れていたので残念。気持ちを切り替えて次のブルノに挑みたい」

山路敏幸|Repsol Honda Team監督
「Repsol Honda Teamとしては、優勝を逃し、表彰台にも立てず、本当に残念なレースだった。ダニはスタートもよく、十分に優勝を狙えるペースで走れていた。結果的に転倒に終わったが、優勝できるポテンシャルを発揮できたと考えている。ダニも、レースをリードできたことに満足している。勝つためには、リスクを冒さなければならないこともあるので、仕方がない。アンドレアは、昨日の予選で非常にいい状態に仕上がっていたのだが、今日は序盤に混戦にもまれて前に出られず遅れてしまったのが痛かった。その後がんばってくれたが、優勝争いには届かず、追い上げてきたロッシにかわされてしまった。今日はロレンソ、ストーナーのペースが速く、彼らのできがよかったと受け止めている。ダニもアンドレアも、後半戦のブルノからは、さらにレベルアップを図り、優勝を狙っていきたい」

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